【安田記念】ストロングリターン G1初制覇!昨年の雪辱果たした

2012年6月3日 16:09

第62回安田記念を制したストロングリターン(4)

 第62回安田記念(G1、芝1600メートル・曇良18頭)は3日、東京競馬場11Rで行われ、福永騎手騎乗の2番人気、ストロングリターン(牡6=堀厩舎、父シンボリクリスエス、母コートアウト)が直線で馬場の真ん中を猛然と差し込み、G1初制覇を果たした。勝ち時計の1分31秒03はコースレコード。福永騎手はこのレース初勝利、堀調教師は2年連続2度目の優勝となった。

 レースは宣言通りにシルポートが逃げ、2番手以下はコスモセンサー、リアルインパクト、ドナウブルー、エイシンアポロンが続く。ラッキーナインは道中7番手、グロリアスデイズは後方4番手から、1番人気のサダムパテックはラッキーナインを見ながらレースを進めた。

 前半の半マイルが44秒9というハイペースで逃げるシルポートは直線に入っても先頭をキープする。残り300メートル地点で日本ダービーの再現のように岩田騎手騎乗のリアルインパクトが先頭に立つも、そこに馬場の真ん中からグランプリボスとストロングリターンが襲い掛かり、最後はストロングリターンがグランプリボスをクビ差しのいでゴール板を駆け抜けた。

 さらに2馬身差の3着には15番人気のコスモセンサーが内から粘ってゴールし、サダムパテックは直線で失速し9着に敗れた。

 ストロングリターンに騎乗した福永騎手は昨年12月の阪神JF以来のG1勝利。前日の鳴尾記念も制しており、2日連続の重賞勝利となった。

 ◇ストロングリターン 6歳牡馬、父シンボリクリスエス、母コートアウト。北海道千歳市の社台ファーム生産、馬主は吉田照哉氏。戦績は19戦7勝、重賞2勝。獲得賞金は3億1099万5千円。

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