【天皇賞・春】フェノーメノ 連覇へ戸田師慎重「まだ半信半疑」
2014年4月29日 05:30 連覇を狙う関東の雄フェノーメノも着実な上昇カーブを描いているが、陣営はあくまで慎重姿勢だ。
前走(日経賞5着)について戸田師は「休み明けでテンションが高く、パドックから馬がやる気になりすぎていた」と振り返る。昨秋は左前けいじん帯炎を発症し全休。症状自体は完治しているものの「全てが順調だった昨年とは違い、今年はアクシデントを挟んでの叩き2戦目。いい頃の状態に戻りつつあるのは間違いないが、競馬はまだ半信半疑な面がある」と話す。
「昨年と比べると、もう少しという感じはある。休んだことをなかったことにはできない。相手も強いし高いレベルを要求されるから」とは、1週前追いに騎乗した蛯名。厳しめのジャッジは期待の大きさの裏返しでもある。昨年の出来にさえ戻れば、史上3頭目の連覇は十分可能。今週の最終追いに注目したい。