鹿戸厩舎の「夏馬」と「コース巧者」に激走の予感
2016年7月20日 05:30 【東西ドキュメント・美浦=19日】梅雨の粘りつくようなジメジメ感が薄れ、夏本番を思わせる爽やかな青空が広がった19日の美浦トレセン。鳥谷越は足取りも軽く、東西の日曜メインに出走予定馬がいる鹿戸厩舎の取材に向かった。
中京記念に遠征するスマートオリオンは昨年の覇者だが、その後は4戦連続で2桁着順の大敗続き。それでも、北馬場で取材に応対してくれた水出助手は「最近の成績は良くないけど、具合がいいので勝負になると思う。暑い時季がいいし、左回りに戻るのもプラス」と予想外の好感触だ。
福島テレビオープンに出走するマイネルディーンについても「今、具合が良さそう。福島コースは合っているし、体もふっくらしています」と前向き。その明るい表情と口ぶりの滑らかさから、陣営の雰囲気の良さがストレートに伝わってくる。「夏馬」と「コース巧者」。強烈に降り注ぐ日差しを浴びながら、鳥谷越は2頭の激走を予感していた。