【小林の馬券道】28日中山11R　隔年Vへ絶好の内枠ゲット

　今秋からG1シリーズでは気鋭の田井記者をフィーチャーすることになった。全レースのパドックをチェックするほど馬体に注目。独自の視点で高配をズバズバ当ててきた。前日土曜は阪神12Rで3連単7万7770円を当て、自らアピール。数字の7が並んでいるのも、何だか縁起がいいい。紙面でネットで、ぜひ彼の“主張”をご覧いただきたい。

　中山11R・スプリンターズSはママコチャ。ここ2走は京王杯スプリングC、セントウルSと連続2着。ともに3番枠で結果を出した。6歳を迎えて気性面の不安もなくなった。好位の内でもまれる形になっても大丈夫。土曜の中山芝は6鞍行われ、2桁馬番の連対はわずか1頭のみ。中山は開催最終日でも十分に内の粘りが利く。好位のインから押し切り、隔年Vを決める。（4）から。

【スプリンターズＳ】昨年より生き生きサトノレーヴ

【スプリンターズS】鬼脚で悲願V　最終週でも絶好馬場

ダブルジョーク　ひと叩きで動き一変

ピューロマジック速さが違う【買い目あり】

モレイラ乗るサトノレーヴ◎

サトノレーヴ“最強コンビ”で成長

ヨシノイースター　好舞台で一発

ラッキースワイネス　驚きの追い切り

脚さばき光ったサトノレーヴ

ジューンブレア　G1初挑戦Vも

【スプリンターズS】田井のケツ断「一番いい馬体に◎」マッチョな信念貫きます

脚質に幅出たピューロマジック

“ピューロマジックの衝撃”再び

トウシンマカオ　昨年のリベンジ

カンチェンジュンガ　心身充実だ

万哲がスプリンターズSを【マジ買う！】　自信の本命は「高速馬場なら悲願G1制覇はかなう」

　スポニチ競馬Webの人気企画「マジ買う！」では、記者16人が狙いの一頭をコメント付きで紹介し、単勝回収率を競う。節目の第20回ランキングが最終日だ。単勝回収率320%でリードを保ったまま田井が逃げ切るか、はたまた大逆転はあるのか。最後まで優勝争いから目が離せない。

　28日は秋のG1シーズン始まりを告げるスプリンターズS。万哲が本命印をマジ買う！でも推してきた。◎トウシンマカオについて「絶好の良馬場。レコードが出るような高速馬場なら悲願G1制覇はかなう」と明言した。

【スプリンターズＳ】占い師競馬会・順震が周易で導いた吉兆馬はママコチャ、ルガル、トウシンマカオ！

　占い師競馬会の実力派・順震さんが、東洋占術「周易」を用いてスプリンターズSを徹底鑑定。今回も馬番に対応する卦を抽出し、爻（こう）の動きや変化を加味して吉凶を読み解いた。

　昨年のスプリンターズSでは9番人気だったルガルを見事に的中させて反響を呼んだ順震さん。今年の推奨馬は以下の3頭だ。

（4）ママコチャ
（15）ルガル
（11）トウシンマカオ

　まず最も強い運気を示したのが（4）ママコチャ。「天火同人（てんかどうじん）」の上爻変が出現した。人との調和を意味する卦でありながら、上爻変ということで天を意味する「乾」の一番上に位置するため勢いがあり、「4が抜けています」という力強いサインが出たという。

　2番手に挙げた（15）ルガルには「地沢臨（ちたくりん）」の五爻変が出現し、「こちらも勢いがある」と高評価を下した。

　3頭目の（11）トウシンマカオに出たのは「乾為天（けんいてん）」の三爻変で、これは「天が二つあって走るという意味です」と解釈した。

　また、追加候補として挙げたのは以下の2頭だ。

（13）ジューンブレア
（16）ペアポルックス

　ジューンブレアには「火山旅（かざんりょ）」の五爻変、ペアポルックスは「天水訟（てんすいしょう）」の四爻変が出ており、いずれも「走る」や「勢い」を示すという。

　ちなみに、1番人気が予想される（7）サトノレーヴには「風山漸（ふうざんぜん）」が出ており、「ゆっくり走る」という意味を持つ卦が出たため、今回は推奨から外した。

　順震さんの勝負馬券は、3連単の（4）を1着固定にし、（11）（15）の2着・3着フォーメーションと3連複だ。「3〜5番人気あたりの中位人気からの波乱が想定されるのではないか」と占断。動きのある卦が示す激戦の行方は、秋の中山でどのような結末を迎えるのか見逃せない。（スポニチ競馬Web取材班・ヤスケン）

【スプリンターズＳ】断易とタロットが導いた“頂点”はルガル！占い師競馬会・龍が“東西融合”で完全鑑定

　春競馬に続いて、占い師競馬会の龍さんが秋のスプリントG1・スプリンターズSを完全鑑定。夏の間も占術による競馬予想に取り組み、修練を積んできたという龍さんは、今回、東洋の「断易」と西洋の「タロット」を併用した“東西融合”の占術でスプリント王決定戦に挑んだ。

　「まずは断易で全頭を占い、その中から気になる馬をタロットで精査しました」と語る龍さん。今回は“妻財（さいざい）＝お金”の流れを軸に鑑定し、最も高評価を得たのが（15）ルガルだった。

　「騎手（川田将雅）に“妻財”がしっかりとついていて、しかもその騎手が馬に対して勢いよく向かっていく構図。騎手と馬の関係性が完璧にかみ合っていた。さらに、ライバルからの妨げを示す卦も出ておらず、“馬自身の力が素直に出せる舞台”と出ました」と自信をのぞかせた。

　さらにルガルには、タロットでも「カップのエース」が出現。これは「始まり」や「王冠」を象徴するカードで、「何かを手に入れる者」の暗示があることから、「この馬が頂点に立つという強い鑑定結果になりました」と結論づけた。

　続く2番手評価は（6）ナムラクレア。「ルガルと対照的に、こちらは騎手が馬を支える構図が出ました。人馬の主従関係がしっかりと構築されていて、非常に安定感のあるパートナーシップです」と解説した。

　3番手には（7）サトノレーヴ。ただしこちらにはやや不安も。「上位ではあるものの、今回は本来の力を発揮しきれない可能性がある」とした上で、「私の中で断トツはルガルです」と明言した。

　加えて、（4）ママコチャ、（8）ペアポルックスもタロット・断易ともに良好な反応があり、注目馬としてピックアップ。「最終的に手応えがあったのはこの5頭」と絞り込んだ。

　勝負馬券は、（15）ルガル、（6）ナムラクレア、（7）サトノレーヴの3連単ボックスが基本線。競馬未経験ながら、占術一筋で“結果”を追い求める龍さん。「夏の間に競馬を占うことが本当に楽しくなってきた」と話すその眼が、スプリンターズＳでどんな未来を射抜くのか。注目だ。（スポニチ競馬Web取材班・ヤスケン）

　◇あらいちゅー　高円寺の占いサロン「チャンス」を経営。地方競馬の馬主で、競馬専用の道具を使いダウジングを駆使して世界中の競馬場を転戦。JR高円寺駅南口から徒歩3分の場所にシーシャバー「ケムリバ」のオーナーでもあり、占い師や競馬関係者が日々集い、親交を深めている。

　◇萩原八雲　ミステリー雑誌「ム－」とコラボして2024年3月に川崎競馬場で実施された占い予想企画「ムーpresents 占い師競馬会」で優勝。鑑定実績6万人。大阪で占い店を経営後、新型コロナ禍によって上京。現在は「チャンス」で対面鑑定を実施。東京・神保町の占いサロン「アルケミア」や「電話占い・絆～kizuna～」でも相談を受けている。競馬の知識は、中学生時代に軽く遊んだ「ダービースタリオン」。でもデータが壊れてすぐ辞めた。

　◇順震　「Yahoo占い」で年間売り上げNo. 1になった実績を持つ開運アドバイザー。占い歴は四半世紀におよび、鑑定延べ人数5万4000人以上。出演している占い館は原宿タリム、草加運泉館。あらいちゅーさんと地方競馬やオートレースなどで実力を日々磨き続けている。

　◇龍　元教師の占術家。高円寺の占いサロン「チャンス」に在籍中。以前所属していた電話占いサイトでは、ランキング1位を2年以上キープ。のべ鑑定人数1万人以上。息抜きは総合格闘技を配信などで観戦すること。

　◇ム－　１９７９年創刊の月刊誌で唯一無二のミステリーマガジン。発行元はワン・パブリッシング。占い師競馬会は、ム－の公式サイトｗｅｂム－が2024年３月に実施した企画で一躍知られる存在になった。

【24年３月の占い師競馬会　驚愕の全容は…】
▼馬や騎手を呪わないこと！ 「占い師競馬会」で16名の占術家が腕試し＆運試し（前振り編）
https://web-mu.jp/column/39955/
▼占いで競馬を当てる、楽しむ！ 易で、ダウジングで、タロットで…川崎競馬場のレースを読み切った占い師競馬会レポート（結果編）
https://web-mu.jp/column/39973/

【スプリンターズＳ】占い師競馬会・萩原八雲　進化した「八雲式宿曜システム」で導いた本命はカンチェンジュンガ！大穴ダノンマッキンリーにも高評価

　宿曜経占星術をベースに競馬専用に編み出した「八雲式宿曜システム」で占断する異才・萩原八雲さん。今回はスプリンターズSを前に、最新の占術ロジックを改良し、独自の指数を用いて全頭をランキング形式で鑑定した。

　このシステムは、馬の調子、騎手の運気、人馬の相性をそれぞれ9点満点で採点する。占術の領域にデジタルを持ち込むスタイルで、導き出された1位はまさかの伏兵だった。

　「（5）カンチェンジュンガが最高得点でした。27点満点のうち25点です。馬とレース当日の相性が8点、騎手（坂井瑠星）との相性が9点、騎手の運勢が8点、すべてが高スコアでそろっていました」

　続く2位は（3）ダノンマッキンリー。「馬と当日の相性が8.5点、騎手（横山典弘）との相性も8.6点と高水準でしたが、騎手自身の当日の運勢が5点とやや弱めで、そこが減点要素です。全体としては22.1点で高評価です」

　3位には（2）ヨシノイースター。「馬の運勢7点、騎手（内田博幸）との相性8点、騎手の運勢が6点と安定していました。評価としては21点で、こちらも高いレベルの運勢を誇っています」

　4位は（7）サトノレーヴ。1番人気が想定される実力馬だが、「モレイラ騎手との相性や運勢は高い。ただ馬自身の調子がやや疑問で、騎手の手腕でカバーできれば力を発揮できる」と分析した。

　5位評価に挙がったのは（1）ピューロマジック。「人馬の運勢はともに低め（4.2点）ですが、松山弘平騎手との相性が良く、両者の組み合わせによって強くなる可能性を感じます。人馬一体となったときの爆発力に期待です」

　今回のスコアリングは西洋占星術を組み合わせて精度をアップしたと自信を見せる。馬券を買うとすれば、（5）（3）（2）の3連単ボックス。当たれば超高額配当が期待できる。その結末に“宿曜の星”が導く未来とは。（スポニチ競馬Web取材班・ヤスケン）

　◇あらいちゅー　高円寺の占いサロン「チャンス」を経営。地方競馬の馬主で、競馬専用の道具を使いダウジングを駆使して世界中の競馬場を転戦。JR高円寺駅南口から徒歩3分の場所にシーシャバー「ケムリバ」のオーナーでもあり、占い師や競馬関係者が日々集い、親交を深めている。

　◇萩原八雲　ミステリー雑誌「ム－」とコラボして2024年3月に川崎競馬場で実施された占い予想企画「ムーpresents 占い師競馬会」で優勝。鑑定実績6万人。大阪で占い店を経営後、新型コロナ禍によって上京。現在は「チャンス」で対面鑑定を実施。東京・神保町の占いサロン「アルケミア」や「電話占い・絆～kizuna～」でも相談を受けている。競馬の知識は、中学生時代に軽く遊んだ「ダービースタリオン」。でもデータが壊れてすぐ辞めた。

　◇順震　「Yahoo占い」で年間売り上げNo. 1になった実績を持つ開運アドバイザー。占い歴は四半世紀におよび、鑑定延べ人数5万4000人以上。出演している占い館は原宿タリム、草加運泉館。あらいちゅーさんと地方競馬やオートレースなどで実力を日々磨き続けている。

　◇龍　元教師の占術家。高円寺の占いサロン「チャンス」に在籍中。以前所属していた電話占いサイトでは、ランキング1位を2年以上キープ。のべ鑑定人数1万人以上。息抜きは総合格闘技を配信などで観戦すること。

　◇ム－　１９７９年創刊の月刊誌で唯一無二のミステリーマガジン。発行元はワン・パブリッシング。占い師競馬会は、ム－の公式サイトｗｅｂム－が2024年３月に実施した企画で一躍知られる存在になった。

【24年３月の占い師競馬会　驚愕の全容は…】
▼馬や騎手を呪わないこと！ 「占い師競馬会」で16名の占術家が腕試し＆運試し（前振り編）
https://web-mu.jp/column/39955/
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【スプリンターズＳ】「ダウジングで“重量感”を感じた」あらいちゅーの振り子が導いたのはママコチャ！伏兵ドロップオブライトにも反応あり!?

　占い師競馬会の主宰にして、振り子を操る“ダウジングマスター”あらいちゅーさんが、秋のスプリント王決定戦・スプリンターズSでもその占馬眼を発動。春競馬に続き、振り子を片手に馬柱を丁寧に鑑定し、独自のメソッドで推奨馬を絞り込んだ。

　「今回は前走で大敗していたり、勝ち切れなかった馬ばかり。絶対的な本命不在で、ダウジング的にも反応が全体的に弱かった」と語るあらいちゅーさん。そんな中、唯一“明確な反応”が出たのが（4）ママコチャだった。

　「馬柱の上にペンデュラムを垂らした瞬間、スッとＹＥＳの回転をしました。しかも、反応に重量感があったんです。これは的中時によく出る感覚で、“当たるとき特有の手応え”を感じました」。周易でも悪くない卦が出ており、「総合的に見ると、本命にできるのはこの馬だけだった」と断言する。

　対抗評価には（6）ナムラクレアを指名。「ママコチャほどではないですが、安定した右回転で、ダウジング的にはこの2頭が良さそうでした」と明かした。

　問題は3番手以降。「他の馬はほとんど振り子が動かず、周易でも良い卦が出なかった」と苦戦した様子を見せつつ、押し出されるように3番手に選ばれたのが（9）ドロップオブライト。「この馬はかなりの穴でしょうが、占い的には“特に問題ないだろう”というのが3頭しかなくて、その3頭目でした」と注目した。

　4番手評価には（11）トウシンマカオ。「こちらも穴っぽいですが、ダウジングで導き出された」と語った。

　一方、1番人気が予想される（7）サトノレーヴについては渋い見立てに。「競馬ファンとしては買いたい一頭ですが、“ピンチに陥る”という卦が出た上に、振り子も反応がよくない。展開が向かない気がしたので、今回は見送ります」ときっぱり。

　勝負馬券は（4）ママコチャ、（6）ナムラクレア、（9）ドロップオブライト、（11）トウシンマカオの馬連＆3連単ボックス（計30点）。高配当狙いの布陣ながら、「4・6の馬連だけでも十分妙味がある。そこだけ厚めに持っておくのもおすすめです」とアドバイスを添えた。

　中山6Fの電撃戦。神秘の振り子が導いた“4頭の真実”が、秋競馬の幕開けに輝きを放つか。瞬きすら許されない（スポニチ競馬Web取材班・ヤスケン）

　◇あらいちゅー　高円寺の占いサロン「チャンス」を経営。地方競馬の馬主で、競馬専用の道具を使いダウジングを駆使して世界中の競馬場を転戦。JR高円寺駅南口から徒歩3分の場所にシーシャバー「ケムリバ」のオーナーでもあり、占い師や競馬関係者が日々集い、親交を深めている。

　◇萩原八雲　ミステリー雑誌「ム－」とコラボして2024年3月に川崎競馬場で実施された占い予想企画「ムーpresents 占い師競馬会」で優勝。鑑定実績6万人。大阪で占い店を経営後、新型コロナ禍によって上京。現在は「チャンス」で対面鑑定を実施。東京・神保町の占いサロン「アルケミア」や「電話占い・絆～kizuna～」でも相談を受けている。競馬の知識は、中学生時代に軽く遊んだ「ダービースタリオン」。でもデータが壊れてすぐ辞めた。

　◇順震　「Yahoo占い」で年間売り上げNo. 1になった実績を持つ開運アドバイザー。占い歴は四半世紀におよび、鑑定延べ人数5万4000人以上。出演している占い館は原宿タリム、草加運泉館。あらいちゅーさんと地方競馬やオートレースなどで実力を日々磨き続けている。

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　◇ム－　１９７９年創刊の月刊誌で唯一無二のミステリーマガジン。発行元はワン・パブリッシング。占い師競馬会は、ム－の公式サイトｗｅｂム－が2024年３月に実施した企画で一躍知られる存在になった。

【24年３月の占い師競馬会　驚愕の全容は…】
▼馬や騎手を呪わないこと！ 「占い師競馬会」で16名の占術家が腕試し＆運試し（前振り編）
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【スプリンターズS】前走好タイムＶ　アイビスSDからの臨戦で04年カルストンライトオ以来の勝利期待

　さあ、秋のＧ１が始まります。一発目はスプリンターズＳ！

　本命は（１）ピューロマジック。昨年は超ハイペースを演出して０秒５差の８着。前走のアイビスＳＤは２３年前のカルストンライトオのレコードと同タイムの５３秒７でＶ。しかも６番と内枠でのもの。控える競馬で結果を出したのも大きい。今回は陣営がハナを切らないと宣言。極端な逃げ馬不在で、この馬がどのポジションでレースをするのかが鍵になりそうだが、１枠１番は有利になることは間違いなさそう。松山騎手もこの馬との相性はいい。メンバーは強力だが、このレースに強い４歳。アイビスＳＤからの臨戦で勝利なら０４年カルストンライトオ以来となるのも面白い。

　対抗は（７）サトノレーヴ。外枠なら思い切って外そうかと思ったが絶好枠。モレイラ騎乗で昨年（７着）のようにはならないだろう。国内では負けられない。

　３番手に（４）ママコチャ。前走のセントウルＳはカンチェンジュンガに差されて２着も前哨戦としては良い内容。叩き２戦目は走る。２年前の勝ち馬で昨年も小差の４着。枠もいい。

　４番手に（１０）ラッキースワイネス。一世代前の香港最強馬。カーインライジングにその座を譲ったが、スプリントに関しては香港馬のレベルは最強。７歳で全盛期の勢いはないにしても能力は最上位。調子も良さそうで勝ち切るまである。

　他では、（１１）トウシンマカオ。京王杯ＳＣ（１着）は強い内容。馬体重が気になるが、この舞台ならまず上位争いになる。（１３）ジューンブレアは内枠なら、もっと評価を上げていた。（５）カンチェンジュンガも末脚は脅威。穴で先行できる（８）ペアポルックスを。

　馬券は３連単２頭軸マルチ（１）―（７）―（４）（５）（８）（１０）（１１）（１３）を各１０００円の計３万６０００円勝負！よろしくちゃーん！

戸崎カピリナで勝利の美“食”を

【スプリンターズS】中山の鬼でシャンパンファイト

スプリンターズSの枠順が確定！

　秋のG1シリーズ開幕を告げる第59回スプリンターズSの枠順が26日、確定した。

　今年の高松宮記念を制覇、春秋スプリントG1連覇を目指すサトノレーヴは4枠7番に入った。近2戦は香港、英国のG1に参戦し、いずれも2着。世界レベルの強豪としのぎを削ってきた。昨年はこのレース7着も、展開不向きで不完全燃焼。リベンジに燃える今回は、活気ある動きが目立ち、コンビを組むモレイラも「とても動きが良く、いい状態だと思う」と自信を見せる。

　3枠6番に入ったナムラクレアはG1で【0・3・3・3】。悲願のG1タイトルにあと一つ届いていない。それでも能力は素晴らしく、陣営も「闘争心はまだまだ失われていない」と悲願へ準備を進めてきた。鞍上ルメールがタイトルに導くか。

　2年前の覇者ママコチャは2枠4番から。3年連続で前哨戦2着だが、その後の上昇はいつも素晴らしい。6歳を迎えているが衰えはなく、陣営も「もりもり食べるので頼もしい」と期待感を抱いている。連覇を狙うルガルは8枠15番。近走は不振も、状態は「今春より昨年に近い感じ」と陣営は評価する。スタートが決まれば巻き返しの可能性は十分ある。

　中の人注目、香港からの刺客ラッキースワイネスは5枠10番に入った。スプリント大国・香港屈指のスプリンターで、来日後に調子は上昇傾向。陣営一丸の仕上げで、初の海外遠征を勝利で飾りたい。

【スプリンターズS】サトノレーヴ　抑え気味でも迫力たっぷり

【美浦】抜群の勢いレーヴ抑えたまま好時計【栗東】4度目クレア青写真通りの仕上がり

【スプリンターズS】昨年の雪辱だ！田井期待のサトノレーヴ「前躯の筋肉の立体感が雲泥の差」

　スポニチの田井が22日、netkeibaTV『前走から一変！ 好調馬体チョイス』に出演。28日に中山で行われるスプリンターズS出走馬の中から、馬体・状態が大きく変わってきた好走期待馬について解説した。終盤開催の中山の急坂を駆け上がるタフなコース。近5年勝ち馬の平均馬体重は513キロで、先行力とパワーがＶへの鍵と分析した。一方、2、3着馬の平均馬体重は486キロ。切れ者のスプリンターが差し届かないケースであるとし、馬券的中への攻略法を伝授しつつも、V候補の一頭としては、サトノレーヴを１頭目に取り上げた。

　“スプリント界の絶対王者になる”と早くから宣言していた田井だが、今回も同馬を高く評価。父ロードカナロア、母父サクラバクシンオーの最強スプリント配合がもたらした筋骨隆々の馬体で、「海外転戦を経ても、割り引く必要はない」「加齢による衰えもない」と状態をジャッジした。

「高松宮記念ほど肢体を輝かせてはいない」としつつも、「それは季節的な差でシルエットに相違はない」と強調。昨年のスプリンターズS当時と比較し、「明らかに筋肉の質、量とも向上。特に前躯の筋肉の立体感が雲泥の差」とその進化に太鼓判も。「地面を捉える能力が進化していますから、先行力の差を挽回できなかった昨年のような負け方はしないでしょう」と春秋スプリントG1制覇に期待を寄せた。田井の最終的な印はスポニチ競馬Ｗｅｂでレース前日までに先行公開される。

【スプリンターズS】香港馬ラッキースワイネス父系に日本適性

　香港馬ラッキースワイネスのプレレーティングは、春秋スプリントG1制覇とともにレース史上初の父子2代制覇が懸かるサトノレーヴの119ポンドに次ぐ118ポンド。これは61キロを背負って3馬身差4着に敗れた5月シャティンヴァーズが評価対象で、前走クラス1ハンデは無敵の短距離王カーインライジングに4キロのハンデをもらった57キロで2馬身半差2着。23年世界ランク芝距離区分S最高値となる125ポンドを獲得したスピードスターもピークを過ぎた感は否めないが、血統面には侮りがたいファクターがある。サイヤーラインに潜むタフネスと日本適性だ。

　5代父サートリストラムはアイルランド産のB級競走馬だったが、シックル＆ハイペリオンの歴史的兄弟サイヤーの同族という血統を買われてニュージーランドで種牡馬となり、豪チャンピオンサイヤーに6回輝くなど成功を収めた。その最良後継となったG1オーストラリアンギニー勝ちの4代父ザビールも豪チャンピオンサイヤー。3代父オクタゴナル、祖父ロンロは父子2代豪年度代表馬で、前者はG1・10勝を含む28戦14勝、後者はG1・11勝を含む35戦26勝という戦歴を残した。ちなみにロンロは10～11年シーズンに豪年度代表馬として異例の豪チャンピオンサイヤーとなっている。ある意味で競馬と生産が分業化されたオセアニア圏では珍しく、3代にわたり名馬から名馬のリレーが成立してきた父系である。

　父スワイネスはデビュー4連勝のあと強敵相手に限界を見せたが、G1ランドウィックギニーで2着となった。この父の母の父シングスピールは96年ジャパンC優勝馬。英、カナダ、UAE、日本と世界4カ国の大レースを制した強豪の“越境力”が前王者の復権を後押しするかもしれない。　（サラブレッド血統センター）