2024年11月09日 京都11R 第59回デイリー杯2歳S
2歳OP 指定 国際 馬齢 芝外・1600m
2歳GⅠ戦への登竜門
9日に京都で行われる「第59回デイリー杯2歳S」(芝1600メートル)は昨年の勝ち馬ジャンタルマンタルが続く朝日杯FSを制し、無傷の3連勝で2歳王者に輝いた。今年も少頭数ながら素質馬がそろい、目が離せない一戦だ。
ロンドボスは東京芝1600メートルの新馬戦(牝馬限定)が15頭立ての大外枠から。スタートで後手に回ったが中団で脚をためると、直線は馬群の外から先行勢をまとめて差し切った。良馬場発表とはいえ、雨が降る中での上がり3F33秒4は優秀。同じ藤原厩舎に所属した母フィニフティは18年クイーンCの2着馬で、14年富士Sを制した伯父ステファノスは15年に香港のクイーンエリザベス2世C、天皇賞・秋で2着など国内外のG1戦線で活躍した。血統背景から将来性は十分。重賞でも楽しみだ。
ランフォーヴァウは1番人気に支持された新馬戦で6着に敗れたが、2戦目の前走が中団から前有利の展開を上がり3F最速の脚で差し切り初勝利。直線で狭い内ラチ沿いを割ってきたように勝負根性が光った。リズム良く運べれば、1F延長は問題なし。
ロヴィーサの新馬戦は好スタートから道中3番手で折り合った。直線は鞍上の合図に瞬時に反応し、内からグイッとひと伸び。完勝だった。スタートが良く、センスも抜群。大崩れは考えづらい。
ローレルオーブは負けた2戦が新馬戦(7着)のやや重と前走札幌2歳S(9着)の重馬場。良馬場なら変わり身がある。
阪神で行われた20~22年も含め、過去10年の結果から傾向を探る。
☆人気 1番人気は【4・2・2・2】、2番人気は【2・3・0・5】。3、5番人気が各2勝。6番人気以下の優勝はなく、平穏傾向。
☆前走 新馬戦が【4・3・1・15】、未勝利戦が【3・4・3・15】。重賞組は【1・2・1・13】で一枚劣る。
☆前走距離 1800メートル組が【3・1・3・10】で単勝回収率、複勝回収率100%超え。マイル組も【6・6・2・25】と強い。1200メートル組【0・1・1・9】、1400メートル組【1・2・3・17】は苦戦気味。
結論 ◎ロヴィーサ ○ドラゴンブースト ▲ランフォーヴァウ