マジカルマジカル いい条件

2020年11月22日 11:36

◎丸山元気騎手のコメント
今週は3日間合わせて16鞍に騎乗します。

ラヴドワンズ(土曜2R)は僕が乗った2週前はもうひとつでしたが、先週・今週とありましたからね。能力はあると思うので、ダートで変わってくれれば。

ミュージアムヒル(土曜11R)は終いは脚を使ってくれるので、展開が向くかどうかですね。前走のような馬場より良馬場の方がいいと思います。

トミケンカラバティ(日曜1R)は前走この馬なりに頑張ってはいると思いますが、まだトモの弱さが残っていますし、徐々に良くなってくれれば。

ソングライン(日曜2R)は調教で乗りましたが、いい馬です。あとは当日の気配次第。落ち着いて臨めればチャンスはあると思っています。

フォーヴィスム(日曜6R)はまだこれからの馬で、このあと徐々に良くなってくると思いますが、まずまずの動きでしたし、相手次第です。

セラフィナイト(月曜2R)の前走は馬場が全てですね。素質はありますし、良馬場なら違うと思うので、改めて期待したいですね。

エクセレントタイム(月曜4R)は一回使って、気持ちが走る方に向いていればもっとやれていいと思います。

マジカルマジカル(月曜8R)は前走芝で案外でしたが、1400メートルのダートはいい条件だと思います。このクラスでもやれていいと思いますし、変わってほしいですね。

今週も応援をよろしくお願いします。

◎山崎の見解
土曜日
2Rラヴドワンズ ☆☆
初戦は中間に順調さを欠いたこともあり11着に終わったが、立て直して最終追い切りでは上々の動きを披露。ダート適性は未知だが能力は秘めており、変わる可能性は十分。前走はロスの多い競馬だったテイエムアトム、前走の走破時計が優秀なスズノナデシコ、堅実なタイガースネークが上位候補か。

10Rスタンサンセイ ☆☆
前走は13着に敗れたが、2走前の1勝クラス勝ち時に負かした2着馬が2勝クラスでも勝ち負けしている実績から、このクラスでも通用する下地はある。脚部不安明けになるが、牧場でも乗り込まれており太目感のない仕上がり。立て直した効果で一変があっても。春には強敵相手に戦ってきたバンクオブクラウズ、前走メドの立つ内容だったヴィアメントとウインダークローズが上位候補か。

11Rミュージアムヒル ☆☆☆
前走は道悪のぶん3着だったが、東京1400メートルの適性の高さを改めて示す内容。休み明けを叩いて調教の動きは良くなっており、良馬場で臨めれば更に上位も可能。連勝中で軌道に乗ったアーデンフォレスト、前走は休み明けで気負い気味だったビッククインバイオ、好仕上がりのブレイブメジャーが強敵か。

12Rヒューマンコメディ ☆
現級では9、7着とメドが立っていない。叩いた効果と鞍上の腕で前進があればいいが…。好仕上がりのカトゥルスフェリス、末脚堅実なカナロアガール、渋太さがあるビバヴィットーリオが上位候補か。

日曜日
1Rトミケンカラバティ ☆
前走はロスなく立ち回り5着だったが、勝ち馬とは1秒6差。時計を短縮する必要があり、もう少し経験を積んでからか。前走は不利が応えたデリシュレーヌ、能力高くダート2戦目で慣れも見込めるグアドループ、大型馬で叩いた上積み十分のアメリカンエールが上位候補か。

2Rソングライン ☆☆☆
デビュー戦は出遅れて外を回るロスがありながらも2着と能力の高さを示す内容。古馬相手に余裕の手応えで併入しているように動きも抜群。休み明けでも上位争い可能。いい勝負根性を持っているホウオウラスカーズ、末脚堅実なトーセンメラニー、距離短縮は好材料のラングロワが強敵か。

6Rフォーヴィスム ☆☆
坂路中心の仕上げだが、1週前に上々の動きを見せ態勢は整った様子。ダート向きの血統でもあり、今回のメンバー構成なら初戦から上位食い込みがあっても。好馬体で乗り込みも十分のカンリンポチェ、美浦坂路で水準以上の時計をマークしているルヴィアス、いいスピードを持っているキタノスウォードが上位候補か。

11Rテイエムサウスダン ☆☆
昨年の兵庫ジュニアGPの勝ち馬で、昇竜Sでは今回人気のメイショウテンスイに先着した実績もある。前走はスタート後にゴチャつき、3角でも少し窮屈になる場面があり14着に敗れたが、立て直した効果も見込め、能力全開なら上位食い込みがあっても。まだ底らしい底を見せていないメイショウテンスイ、オープン特別なら能力上位のブルベアイリーデ、前走は交流重賞で2着とここにきて本格化してきた印象のスズカコーズラインが上位候補か。

月曜日
1Rフェアリーテイル ☆☆
前走は1番人気で14着に大敗しているが、4角では外に逃げ気味で若さを見せたのが敗因。元々、調教の動きが目立っていた馬で、立て直した効果とレース慣れも見込める今回は変わる可能性も。前走距離延長が良かったグルナピーク、叩いて調教の動きが良くなったリファインドマナー、前走は不利がありながらも4着と能力を見せたコモレビキラリが上位候補か。

2Rセラフィナイト ☆☆☆
前走は坂を上がってから盛り返す脚を見せたが、道中モタれるなど道悪が応えた印象。トビが綺麗なタイプで、良馬場なら一変があっても不思議ではない。前走の末脚が目立っていたグランディス、センスがいいアルトヴォラーレ、叩いて調教の動きが良くなったアップストリームが強敵か。

3Rアイディアリスト ☆☆
ここまで2戦して物足りない内容だが、最終追い切りの時計や動きは悪くはなく、立て直した効果で前進はありそう。前走は包まれ不完全燃焼だったズールウォリアー、長くいい脚を使うトーセンダニエル、前走初ダートで3着と変わり身を見せたデルマジゾウが上位候補か。

4Rエクセレントタイム ☆☆
重賞でも好走歴があるマジックタイムの全妹。初戦は余裕残しの馬体で伸びを欠いたが、一叩きした今回は前進が可能。休み明けも好仕上がりのトゥーフェイス、競馬センスがいいレッドアウレア、前走は道悪が応えたアルマドラードが上位候補か。

5Rキャニオニング ☆
乗り込み量は豊富だが、まだ追ってからの反応が一息。素質は秘めていそうだが、使いつつ良くなるタイプか。水準以上の時計をマークし好仕上がりのグランワルツ、栗東坂路で上々の動きを見せているマジックビューティ、追い切り本数は少ないが軽快な動きを見せ好仕上がりのブレーヴトライが上位候補か。

8Rマジカルマジカル ☆☆
北海道の洋芝はこなしたが、現状ではダート向きの印象。前に行けるスピードはあり、ダートなら上位食い込みがあっても。末脚堅実なミツカネプリンス、休み明けも好仕上がりのアースビヨンド、左回りのダートは堅実なマキが上位候補か。

9Rノーベルプライズ ☆☆
骨折による長期休養明けになるが、先週・今週と一杯に追われて態勢は整った様子。対戦比較から2勝クラスでも通用する下地はあり、休み明けでも差のない競馬が可能。末脚堅実なフジノタカネ、前走初ダートで完勝だったコウソクスピード、ダートでは底を見せていないスワーヴシャルルが上位候補か。

12Rヘイワノツカイ ☆☆
2勝クラスに昇級後は一息の成績だが、寒い時期に好走歴が多く仕上がりは良好。東京実績もあり、今回のメンバー構成なら変わる可能性も。末脚堅実なヴェスターヴァルト、前走は久々で折り合いを欠いていたセイウンパワフル、休み明けでも動きの良さが目立つミニオンペールが上位候補か。

<山崎啓介>
1982年生まれの北海道出身。2007年に専門紙「一馬(現・優馬)」に入社。美浦の想定班で、若手の調教師、騎手との繋がりが深い。現在も「優馬」のホープとなるべく、日々勉強中。

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