【浜田の公式“券”解】9日中京11R 久々でも良血リューベックに勝機

2023年12月9日 08:00

 中日新聞杯。リューベックの前走・中山記念は6着。惜しくも掲示板を逃したが、勝ち馬とは0秒2差。先着された1~5着、つまり掲示板組はかなりのハイレベル。勝ったヒシイグアスはこれが重賞3勝目、G1でも2度の2着がある実力馬。2着ラーグルフは中山金杯の勝ち馬で、G1ホープフルSでも3着好走。3着ドーブネは目下、リステッド競走を連勝中。4着シュネルマイスター、5着スタニングローズはG1馬だ。オープン昇級初戦、初の古馬混合重賞で、この5頭に食い下がったのは価値が高い。

 その中山記念以来と間隔は空いたが、最終追いでは栗東坂路で4F50秒9の好時計をマークしており、仕上がりは上々。当舞台では3歳春に若駒S勝ちの実績あり。全姉ディアドラは17年秋華賞、紫苑Sと芝2000メートルで重賞2勝。英国では近似距離(1980メートル)のG1ナッソーSも勝った。半弟フリームファクシも当舞台でG3きさらぎ賞を制している。母系からも中京芝二千は最適舞台とみた。(10)から。

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