【浜田の公式“券”解】10日阪神11R 良血サフィラに追い風

2023年12月10日 08:00

 阪神JF。サフィラは距離こそ違うが、同じ阪神芝外回り1800メートルで未勝利戦を1馬身3/4馬身差で完勝。まず舞台適性は合格だ。前走・アルテミスSは勝ち馬チェルヴィニアが強すぎたが、きっちり2着を確保した。今回、その勝ち馬は不在。しかもその勝ち馬を新馬戦で撃破したボンドガールも回避。出走していれば確実に強敵となった2頭がエントリーしてこなかったことで、V確率はグンとアップしたと言える。

 全兄サリオスは19年に同じ舞台の2歳G1朝日杯FSで優勝。翌年の皐月賞、ダービーでも2着に奮闘した。いずれも勝ち馬は無敗3冠を達成したコントレイル。生まれた世代が悪かったとしか言いようがない。早期からの活躍は兄が証明済み。その兄は毎日王冠を連覇。半姉サラキアも5歳で重賞初V。決して早熟というわけではなく、成長力も保証されている。

 過去10年の阪神JFで6勝をマークしているノーザンファームの生産馬。いずれ迎える宿敵2頭との再戦に向けても、まずここはクリアしたい。(14)から。

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