スプリングS。前走・京成杯のコスモブッドレアは、やや立ち遅れ気味のスタートながら、二の脚の加速で好位2番手を確保。直線坂上でいったんは完全に抜け出した。最後は外を伸びた上位2頭の決め手に屈したが、小差の3着に踏ん張った。勝ったダノンデサイルはハイレベルな京都2歳Sの4着馬で相手も強かった。2走前の葉牡丹賞では休み明けもあって4着に敗れたが、その2、3着馬には京成杯で先着している。今回はG2とはいえ手頃な頭数でメンバーも低調。十分勝負になる。父ゴールドシップ×母父ソングオブウインドという菊花賞馬同士の配合だが、父も母父も生粋のステイヤーではなく、中距離でも結果を残した万能型。母コスモバタフライは中山・紫苑Sの3着馬で1800～2000メートルが主戦場だった。血統からも舞台は合うし、戦ってきた相手を考えれば能力は通用。弥生賞Vコスモキュランダに続き、同じ勝負服のブッドレアが皐月切符をつかむ。（9）から

　単なる偶然だが本日は東西重賞でゴールドシップ産駒◎。阪神大賞典（11R）はメイショウブレゲが、当レース3連覇の父の軌跡を追う。（8）から。