【浜田の公式“券”解】27日京都11R ダート3冠の“秘密兵器”ムルソー

2024年4月27日 08:00

 今年新たに整備された3歳ダート3冠の1冠目として、24日に大井で行われた羽田盃は白毛アマンテビアンコが優勝。雨の中、売り上げレコードを記録し、ひとまず興行的な成功は収めたものの、8頭立てはやはり寂しかった。フルゲートならもっと売り上げが伸びたのでは?中央馬4頭という出走制限は見直す余地があると思う。

 この新体系により日本ダービー後の東京で行われていたユニコーンSは京都に移設され、2冠目の東京ダービー(6月5日、大井)の前哨戦へとリニューアル。東京ダービーの“中央枠”も4頭で羽田盃の上位5頭以内から3頭と、ユニコーンSの上位2頭から1頭という狭き門。既に3枠が埋まり、ユニコーンSを勝たないと出走権が獲得できない状況だ。◎ムルソーは芝のデビュー戦こそ10着に大敗したが、ダートに替えて2連勝。いずれも大差(2秒3)→8馬身差の圧勝だ。特に前走の勝ちタイム1分51秒8が優秀。今年の阪神ダート1800メートル(良~やや重)でG3アンタレスS(ミッキーヌチバナ=1分51秒2)、3勝クラスの梅田S(アウトレンジ=1分51秒7)に次ぐ好時計V。3歳1勝クラスとしては破格だ。同世代同士なら、まだまだ連勝を伸ばせる。ここはすっきり勝って砂のダービーに名乗りを上げる。(12)から。

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