【浜田の公式“券”解】9日函館11R 秋の大舞台へ負けられないアサカラキング

2024年6月9日 08:00

 函館スプリントS。距離短縮でこれほど華麗な転身を遂げた馬も珍しい。◎アサカラキングは初勝利が3戦目の芝2000メートル。勝ち上がってすぐ青葉賞に挑戦(14着)したほどだ。その後に2000メートルで3戦して勝利を挙げられず、昨年暮れに初めて走った1600メートル戦を快勝。以降1400→1200メートルと距離を縮めながら【4100】。唯一2着に敗れた2走前の阪急杯も、千四のスペシャリストであるウインマーベルに鼻差の惜敗。果敢にハナを切り、圧倒的なスピードを見せつけてきた。

 今回は先行有利な開幕週の小回り函館。しかも何が何でも競りかけてくる同型も見当たらない。重量差で脚元をすくわれがちな3歳馬も今年は不在。楽に主導権を握れば押し切り濃厚とみた。
 管理する斎藤誠師にとっても息子・新の手綱での快進撃はうれしい限り。父子で秋の大舞台に挑むためにも、ここはきっちり賞金を積んでおきたい。(3)から。

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