スポニチ競馬WEBの「中の人」の一人として奮闘していた仲間がチームから卒業することになった。

　サイトの安定運営に尽力してくれた彼への感謝とねぎらいを込めて、天皇賞・秋に向けた「ムーpresents占い師競馬会『超常占馬眼』」用の取材に東京・高円寺のシーシャバー「ケムリバ」まで同行してもらった。4人の占い師が持ち前の占術で推奨馬を次々と指名するたびに、彼は「なかなかいいですねぇ」「これはきそうですねぇ」と高い関心を示していた。

　取材を終えた帰り際、彼に1000円札を5枚渡した。餞別代わりにこれで占い師の推奨馬から馬券を買ってほしいと思ったからだ。新たな人生へと向かう彼がもっている「何か」と占いの力が掛け合わされば、予想の域を超えた超常馬券になるはずだ。

　そんな彼は、レース当日の午後から吉になるという占い師競馬会からのアドバイスを踏まえ、27日午後1時に馬券を買ったという。この日の運勢は自身の誕生日との相性がいいと先生からお墨付きも得た上に、馬券を買う時間帯を「午（うま）の刻」にするという何とも粋な買い方だ。

　気になる買い目は（１４）-（１２）-（１）（３）（４）（５）（６）（７）（８）（１１）の３連単2頭軸マルチと（１４）→（５）（８）の馬単。その理由については「占い師の方々の予想を総合して、レーベンスティールとリバティアイランドを軸にしました。八雲さんの“順当”という占い結果ともかみ合います。紐には名前が挙がった穴馬を加えました。東京芝2000メートルなので、内枠に期待したいですね。順震さんが最初に挙げた3頭の馬単も買って、5000円ちょうどの勝負です！」とのことだ。

　大リーグのワールドシリーズ第1戦では、手負いのドジャース・フリーマンが逆転サヨナラホームランという劇的な幕切れで、日米をまたいでファンを熱狂させた。彼もここでサヨナラホームランをかっ飛ばせるか。願わくば高配当で、餞別が膨れ上がってほしい。（スポニチ競馬WEB取材班・ヤスケン）