北の大地で行われるスーパーG2札幌記念。メンバー唯一のG1ウイナー、昨年の桜花賞馬ステレンボッシュは4枠8番に入った。今年は大阪杯13着→ヴィクトリアマイル8着とG1で精彩を欠く。ただ、札幌は新馬Vした好相性の舞台。最終追いでも上々の動きを見せており、初コンビを組む池添も「何とか復活して秋を迎えられれば」と気合を見ている。

　3枠5番に入ったホウオウビスケッツは昨夏、函館で巴賞と函館記念を連勝。その後は天皇賞・秋3着、前走・大阪杯はハイペースを2番手から粘って5着と充実ぶりが際立つ一頭だ。秋は海外も視野に入れているだけに、1年1カ月ぶりの勝利は必須条件。ここは負けられない一戦だ。

　5枠10番のヴェローチェエラは前走・函館記念で重賞初制覇を飾った。コンビを組む佐々木は先週のエルムS、CBC賞で重賞を連勝。その鞍上、陣営ともに「調子は上がっている」「良くなっていると思う」と話しており、パフォーマンスの上昇がみられそうだ。

　中の人は2枠3番シュトルーヴェに注目。未勝利戦以来の2000メートルVを狙うが、昨年はG2連勝を決めるなど能力は確か。好感触を伝えているキングの手綱も怖い。