スポニチの田井が15日、netkeibaTV『前走から一変！ 好調馬体チョイス』に出演。21日に中山で行われるG2オールカマーの出走馬の中から、馬体・状態が大きく変わってきた好走期待馬を複数ピックアップした。近年は牝馬の活躍が目立つ一戦だが、田井は「牡馬もG1級であればほぼ崩れない」とジャッジ。求められるのは「末脚を長く持続できるバランスの良い馬体」と語り、目黒記念2着以来の実戦となるホーエリートを１頭目に取り上げた。

　「常に毛づやを輝かせる代謝のいい馬」とまずは活力を称賛。「メンバー随一の光沢感」に加え、「前後躯の筋肉のパーツもバキッと張り出し、素晴らしい立体感」と高評価を与えた。

　「こぢんまり立っている印象だった」という昨年の５月のオークス時から、「今はキ甲が抜けて後肢をスラッと伸ばして立つようになり、別馬のように馬体を大きく見せるようになっている」と成長を強調。ただし「流麗な背中を中心としたバランスは崩れておらず、無駄肉のないステイヤー体形は健在」とも分析した。

　父ルーラーシップ、母父ステイゴールドの配合は、今年の天皇賞・春を制したヘデントールと同じ。瞬発力勝負では分が悪いものの、「持続的な末脚が求められる展開なら適性で右に出る馬はいない」と期待をかけると、「適性、状態の両面で推せる1頭」と力を込めた。田井の最終的な印はスポニチ競馬Webで、レース前日までに公開される。