過去10年の勝ち馬から4頭のG1馬が出ているG2デイリー杯2歳S（京都、芝1600メートル外回り）の枠順が14日、確定した。

　東京マイル戦でデビューV、友道厩舎期待の一頭アドマイヤクワッズは6枠6番に入った。その前走、記録した上がり3F33秒3はメンバー2位に0秒6差。中団外めを追走すると、直線では鞍上のサインに応えて非凡な末脚を繰り出した。一度使った上積みも見込めそうで、京都外回りなら持ち味を存分に発揮できる。

　5枠5番キャンディードは前走の中京2歳Sが見事。3着馬に7馬身差以上をつけ、断然人気スターアニスをも競り落とした。1週前の調教では手綱を握った北村友が「言うことなし」と評価しており、ここでもV候補。函館2歳Sを制して挑むエイシンディードは1枠1番から。転厩初戦の前走は淀みないペースでレースを掌握。ここでも逃げ候補の一頭で、重賞連勝を狙う。

　中の人は7枠7番に入ったカヴァレリッツォに注目する。前走の新馬戦では、見事な脚で5馬身差の圧勝。ただ、レースぶりにはまだ余裕があった。C・デムーロ騎乗も楽しみ。