【毎日王冠】松山、“ミスター毎日”襲名だ

2018年10月4日 05:30

 【東西ドキュメント・栗東=3日】JRAの重賞で「毎日王冠」と「毎日杯」は毎日新聞社の社杯。系列のスポニチにとっても力が入る。菱田が松山にそう告げると「へ〜、そうなんですか」と、いつも通りのユル〜い返事。だが一瞬、空を見上げると何かを思いついたように語った。「僕、毎日杯(アルアイン)を勝っているし毎日王冠もいいことがあってほしいですね」。これはカツジに脈ありなのか?

 そのカツジは松山を背に坂路単走で53秒7。動きは軽快だった。「先週しっかりやっている。オーバーワークにならないようにやった。これで大丈夫です」。5戦全てコンビを組んできた男は仕上げに胸を張った。

 対ケイアイノーテックの3戦では2度先着。デイリー杯2歳Sでカツジ2着、ケイアイ3着。ニュージーランドTはカツジ1着、ケイアイ2着。数字ではカツジに分がある。ただ一度、先着されたのがNHKマイルCでケイアイノーテックがG1制覇。カツジは8着完敗からの巻き返しを期す。「メンバーは強いけど引けは取らないと思います」。松山が勝って“ミスター毎日”になってくれるのも悪くはない。

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2018年10月4日のニュース