菜七子、“美白タッグ”で40勝へ 「他の馬たちが物見する」
2018年10月4日 05:30 白馬に乗ったお姫様!?JRA女性最多勝利記録を更新中の藤田菜七子が土曜東京6R(ダート1400メートル)でコンビを組む予定の白毛馬ハウナニ(牝3=手塚)の最終追いにまたがった。「凄くきれいな馬。周りの方からも“本当に真っ白だね”と言われる。あまりに白すぎて他の馬たちが物見するんです」。白い歯をのぞかせ、すっかり心を奪われた様子で語った。
ハウナニは父ロードカナロア。母が交流重賞3勝を挙げた白毛馬ユキチャン。デビュー2戦目に初勝利を挙げたが、左トモの脛骨(けいこつ)骨折が判明。長期休養を経て、約1年ぶりの復帰戦へ入念に乗り込まれた。2週続けて感触を確かめた菜七子は「レースからだいぶ空いたが息使いは出来上がってきた」。菜七子がJRAのレースで白毛馬に騎乗するのは17年9月のカスタディーヴァ(10着)以来2度目。JRA通算40勝にリーチをかけている鞍上との“美白タッグ”。華麗な手綱さばきで復帰Vへ導き、区切りの1勝をつかみ取る。