菜七子 ラストラン栗田博師に“恩返し”白星贈れず…
2019年2月25日 05:30 藤田菜七子(21)は小倉で6鞍に騎乗し、10Rの6着が最高着順。減量☆(負担重量1キロ減)での騎乗ラストウイークは未勝利に終わった。
昼休みに行われた調教師の引退セレモニーで、菜七子は栗田博師に花束を贈呈。その師とコンビを組んだ10Rのウィナーポイントは勝負どころで進路が狭くなり、直線外から追い上げるも6着に敗れた。「2回、挟まるところがあって、もったいない競馬になりました」と回顧。これが栗田博厩舎の馬と29回目のコンビ。最後に指揮官へ勝利をプレゼントすることはできず、菜七子は「たくさん乗せてもらっていたし、お世話になっていたのに…」と悔しさをにじませた。
3月からは女性騎手減量新制度が導入され、通算56勝(JRA50勝、地方交流競走6勝)の菜七子はデビュー時の▲(同3キロ減)に戻っての騎乗となる。騎乗依頼はさらに増える見込み。菜七子は「私がやることは変わらないので、来週からも引き続き頑張ります」と表情を引き締めた。