【金鯱賞】久々でも強い!ダノンプレミアム復権「何より次のレースを無事に迎えられれば」

2019年3月10日 16:05

<中京11R・金鯱賞> 金鯱賞を制した1着のダノンプレミアム(右)、2着のリスグラシュー(左) (撮影・後藤 大輝) 

 春の古馬G1戦線を占う「第55回金鯱賞」(G2、芝2000メートル)が10日、中京競馬11Rで行われ、川田将雅騎手騎乗の2番人気ダノンプレミアム(牡4=中内田)が優勝。G1大阪杯(31日、阪神)の優先出走権を獲得した。

 先行集団の内目からの競馬となったダノンプレミアム。直線半ばで堂々と先頭に立つと、猛追するG1各馬の追い上げを難なく退けて完勝した。勝ちタイムは2分0秒1(やや重)。1馬身1/4差の2着には5番人気リスグラシュー、さらに3/4馬身差の3着には1番人気エアウィンザーが入った。

 勝ったダノンプレミアムは父ディープインパクト、母インディアナギャルという血統。ハイレベルと評される4歳世代の1頭で17年には朝日杯FSを制し、世代の頂点に。昨年は故障に悩まされ、弥生賞(1着)と日本ダービー(6着)の2走しかできなかったが、約10カ月ぶりとなったこのレースで完全復活を印象付けた。重賞は4勝目。

 ▼川田の話 本当にほっとしている。スタッフ全員でこの時を待っていた。ゲートは得意の馬なので久々と思えないほど出てくれた。自分のリズムに終始しながら結果としてあの位置に。期待通りの動きをしてくれて、ポテンシャルの力を実感できた。無事に次に歩みを進められれば、何より次のレースを無事に迎えられればと思う。

特集

2019年3月10日のニュース