【G1顛末記】オサム 静かにガッツポーズ 波乱の安田記念、予想的中も馬券は…
2019年6月2日 16:42<東京11R 安田記念>福永祐一騎乗のインディチャンプ(中央・赤帽)は戸崎圭太のアエロリット(右端・白帽)、C・ルメールのアーモンドアイ(左・オレンジ帽)をクビ差でおさえガッツポーズ (撮影・郡司修)
安田記念は取材の都合で阪神競馬場の1階、カメラマン控え室のモニターでの観戦となった。スタートしてインディチャンプの位置取りを確認。4、5番手の絶好ポジションに付けられた時点で個人的には「イケる」と。
白熱の直線。福永の手応えはありすぎるほどある。追い出してからの反応を見た刹那に早々と勝利を確信した。が、1着ゴールを見届けても周囲にはカメラマン、トラックマンなど大勢のギャラリー。叫び声をあえて噛み殺し、小さくガッツポーズ。
それにしてもだ。“2強”が3着以下に沈んだ、いわば大波乱の決着でも3連単は4万3720円という望外の安さ。手元に資金さえあれば1920円付けた単勝にン万円ぶち込めたものの、それも我が家の財政的な事情で叶(かな)わなかった。
予想は◎△☆で的中だがなんとも“組み合わせ”が悪い。2着したアエロリットは押さえ中の押さえ。結局手にした馬券はなし。3連単も3連複も単勝も複勝もなしだ。絞り込んで買う性格ゆえ、こんなことも珍しくない。
「当方の代わりに1面を見た本紙読者が儲けてくれたら幸い」。そんな軽口を叩きながら、曇天の阪神競馬場を後にした。 (6月2日、大阪本社・オサム@京都競馬場)