2025年07月20日 函館11R 第57回函館2歳S
2歳OP 特指 国際 馬齢 芝・1200m
今シーズン最初の2歳重賞
<函館2歳S>直線で差し切ったサトノカルナバル(左)(撮影・千葉 茂)
レコード連発で沸いた夏の函館シリーズは今週で最終週を迎える。最終日20日はJRA2歳重賞第1弾「第61回函館2歳S」がメインで行われる。過去10年で1番人気が3勝している一方、10番人気が2勝で波乱要素もある難解戦だ。
主役は今夏函館開幕日6月14日の芝1000メートルの新馬を逃げ切ったカイショーだ。抜群のスピードから2着に3馬身差をつけ、56秒4の2歳コースレコードで楽勝。79年にハギノトップレディがマークした2歳コースレコード(57秒2)を実に46年ぶりに塗り替えた。中間の調教では馬の後ろにつけて折り合う差す競馬もマスターしている。父スワーヴリチャード、母の父ロードカナロアの血統背景から1F延長もOKで2歳重賞一番乗りに躍り出る。
キタサンブラック産駒のブラックチャリスは芝1200メートルで2歳コースレコード(1分8秒2)で新馬戦V。好位から抜け出すセンスの高さを見せた。クラディスティーナは好メンバーが集まった中、好位から伸びて接戦を制した。馬格にも恵まれ、まだ成長が見込める。阪神で勝ち上がったキズナ産駒のマイオウンウェイは軽快なスピードが武器。ホッカイドウ競馬所属として18年ぶりの優勝を目指すスペシャルチャンスも目が離せない。
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過去10年の結果から傾向を探る。
☆人気 上位人気は信頼が置ける。1番人気【3・1・0・6】(連対率40%)。2~4番人気で5勝と半数を占める。10番人気以下は2勝のみ。難解とはいえ穴馬への過度な期待は禁物だ。
☆出走間隔 中3週で出走した馬が最多4勝を挙げている。連対率も16%とまずまず。一方で、連闘馬は【0・0・0・12】と芳しくない。
☆枠番 勝利数は【3・0・0・17】の8枠がトップ。5、6枠が各2勝。7枠は1勝を挙げており、外寄りの枠に入った馬を狙いたい。
結論 ◎ブラックチャリス ○スターオブロンドン ▲マイオウンウェイ
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