名物評論家の原良馬氏死去 85歳 競馬発展に尽力

2019年7月25日 05:30

死去した原良馬さん

 元俳優で競馬評論家の原良馬(はら・りょうま、本名荻原昻=おぎはら・たかし)さんが24日午前7時46分、病気のため千葉県浦安市の自宅で死去した。85歳。群馬県出身。通夜は29日午後6時、葬儀・告別式は30日午前10時から、いずれも浦安市千鳥15の3、浦安市斎場=(電)047(316)3611=で。喪主は弟廸彦(みちひこ)氏。

 1954年、俳優座に6期生として入所。NHK連続ドラマ「バス通り裏」(58年4月~63年3月放送)などに出演した。スポーツ新聞の競馬記者などを経て88年、フリーの競馬評論家に転身。テレビ東京「ウイニング競馬」の土曜競馬中継で司会を務めた他、晩年には全国のウインズを巡回するトークイベント「良馬がゆく」に出演。競馬の発展に尽力したことから18年度JRA賞馬事文化賞・功労賞を受賞した。近年は体調を崩していたが、今年1月28日に都内で行われたJRA賞授賞式には車いす姿で登壇。「ファンのために、競馬のために、という信念で約50年間、一生懸命に仕事をしてきました。競馬場に行けなくなって1年がたつが、ライフワークとして毎週競馬はやっています」と話していた。

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