ディープインパクト死す 金子真人氏、突然の訃報に「涙が止まりません」
2019年7月30日 14:37 05年の牡馬3冠を制するなどG1を7勝し、05年と06年のJRA賞年度代表馬に選ばれたディープインパクトが30日、安楽死となった。17歳だった。
社台スタリオンステーションのホームページによると、28日に頸部(けいぶ)の手術を受けたが、29日の午前中に突然起立不能となった。30日の早朝にレントゲン検査を行ったところ頸椎に骨折が見つかり、回復の見込みが立たないことから安楽死となった。
同馬の馬主だった金子真人ホールディングス株式会社代表取締役の金子真人氏は「無敗の3冠馬をあっさり成し遂げてくれたことにはとても感動しましたし、感謝しています。最も感動したのは凱旋門賞で負けて帰国した直後にジャパンC、有馬記念を連勝してくれたことです」と愛馬の現役時代を振り返り、「あまり前例のない4歳での種牡馬入り後も大成功してくれました。マカヒキとワグネリワンの2頭のダービー馬も私にプレゼントしてくれました。突然の訃報に涙が止まりません。心から冥福を祈ります」と悼んだ。
ディープインパクトは14戦12勝。07年から種牡馬となると、キズナやジェンティルドンナなど、数多くのG1馬を輩出。12年から18年まで7年連続でリーディングサイアーを獲得している。