【天皇賞・秋】福永“宝物”ワグで2強撃破だ「期待してもらっているので何とか結果で応えたい」
2019年10月24日 05:30 「インタビュールーム ウマい話あり」はワグネリアンに騎乗する福永祐一(42)に直撃した。。
――前走・札幌記念(4着)を振り返って。
「追い切りから動きが良く、レースではスタートもうまく出て、スピードの乗りも良かった。立ち回りのうまさも今までにない感じ。3角では勝利を確信するくらいの手応えだった」
――両前脚を落鉄し、直線では伸び切れなかった。
「落鉄が大きかったと思う。明確な敗因があるし、悲観する内容ではなかった」
――成長を感じた部分は?
「後駆(こうく=トモ)がたくましくなって走り方のバランスが良くなった。だからスタートも出てくれたんだと思う。体の成長がレースにいい形で現れている」
――イレ込みやすい面もあるが精神面の成長は?
「前走は(北海道)滞在競馬で精神状態も良かった。ダービーでもパドックでカッカしていたし、多少のイレ込みくらいならいつものこと。気にしなくていい」
――今回は2戦2勝の東京コースに舞台が替わる。
「右回り、左回りに得意不得意はないが、長く脚を使えるタイプで、コーナーでも置かれるところがある馬なので直線が長く広いコースが合う」
――東京2000メートルのイメージは。
「枠の有利不利があるコース。一概には言えないが外枠が不利。作戦は枠が決まってからいろいろと考えたい。成長してレースの幅が出てきたし、今の彼にとってはこの条件はベストだと思う」
――デビューから大事に育ててきた。
「修正しなければならない点はもうない。あとはいかにタイトルを重ねていけるか。全レース勝つことだけを意識していく段階に入っている。力を出し切れれば、他の馬と遜色ない力はある」
――初めて共にダービーを勝った馬。やはり思い入れは強いか?
「非常に思い入れがある。自分にとっては宝物のような存在。まず第一に無事に競走馬生活を終えてほしいという思いもあるが、1つでも多くG1を一緒に勝ちたい」
――最後に意気込みを。
「馬の体調はいい。いつも期待してもらっているので何とか結果で応えたい」