【浦和記念】ブレイブ復活V!代役・御神本導いた重賞10勝目
2019年11月29日 05:30 JRA交流重賞の「第40回浦和記念」(G2)が28日、浦和競馬場で行われた。2番人気ケイティブレイブが3角先頭から後続を突き放して優勝。このレースを3年ぶりに制すとともに10個目の重賞タイトルをものにした。
スミヨンの負傷で急きょ騎乗依頼が来たのが前日の午後7時半。さすがの御神本もこれには仰天したが、きっちり結果を出すところが南関東のトップジョッキーだ。ドバイワールドCをせん痛で取り消し。開腹手術明けの初戦だったが、返し馬で「これならやれる」(御神本)と手応えを得ると前々で流れに乗るプラン通りの騎乗で3馬身差の圧勝劇を演じた。
杉山師も「普通の休み明けではないので馬の体調が戻るのを優先させてレースを選んだ。勝てて本当にホッとしている」と頬を緩ませた。次走の照準は東京大賞典(12月29日、大井)。復活した実力馬の走りが楽しみになった。
◆ケイティブレイブ 父アドマイヤマックス 母ケイティローレル(母の父サクラローレル) 牡6歳 栗東・杉山晴紀厩舎 馬主・滝本和義氏 生産者・北海道新ひだか町の岡野牧場 戦績35戦12勝(南関東14戦6勝) 総獲得賞金6億2373万円。