【マイラーズC】インディ“苦手”G2初制覇だ!香港遠征回避で参戦「本番仕上げ」

2020年4月21日 05:30

マイラーズCでG2初制覇を狙うインディチャンプ

 “本番に強い男”インディチャンプが「第51回マイラーズC」(26日、京都)でG2初制覇に挑む。昨年の最優秀短距離馬はコロナ禍で予定していた今週末の香港遠征(チャンピオンズマイル)を取りやめ、同じ日に行われる国内のG2に切り替えた。担当の内徳厩務員が近況を報告する。

 「香港でリベンジしたかったが、仕方ないな。先々週は物足りなかったけど先週ぐらいからだいぶ盛り返してきた。でもまだ、G2ムードかな。同じように調整しているんやけどG1だけ走る馬だから。G1じゃないと燃えないのかな」

 確かに、昨年もマイラーズCで4着に敗れたあと、安田記念V。秋も始動戦のG2毎日王冠は3着だったが、マイルCSは堂々と押し切った。今年の始動戦だったG2中山記念も4着。ただ内容はこれまでと違っていた。

 「最後は詰めてきたし、良かったと思う。香港(マイル7着)の後遺症を心配したが、初めてのコーナー4つの舞台でも着外にはなっていない。昨年のマイラーズCは下がっていったし毎日王冠も失速したが、前走の内容は悪くなかったから」

 再び、苦手な!?G2となるが、当初の予定なら今週末が“本番”だった。「メンバーどうこうじゃない。あとは競馬にいってのテンションがどうかやな」と内徳厩務員。主戦の福永は皐月賞をコントレイルで勝ち、クラシック完全制覇。鞍上の勢いも追い風になる。マイル界のチャンプがG2で目覚めるなら、今回かもしれない。

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2020年4月21日のニュース