【福島牝馬S】フェアリー重賞連勝!和田、復帰即好騎乗魅せた

2020年4月26日 05:30

福島牝馬Sを制した和田竜二騎乗のフェアリーポルカ(撮影・西川祐介)

 「第17回福島牝馬S」が25日、福島競馬場で行われた。和田騎乗の3番人気フェアリーポルカが直線で抜け出し重賞2連勝。ヴィクトリアマイル(5月17日、東京)の優先出走権を獲得した。

 外枠からのスタート。道中は後方の内側で待機し、脚を温存。3角からじわじわと進出し、直線で進路が空くと器用に内を突いてロスなく抜け出した。好リードした和田は「外を回り過ぎると脚を使い過ぎるので、内でさばければと思っていた。そういう競馬ができた」と満足そうに振り返った。ランドネが蹄鉄の打ち替えのため、発走時間が遅れるアクシデントも難なく乗り切った。

 前走・中山牝馬Sでは雪の舞う不良馬場を制して重賞初Vを飾り、これで重賞2連勝。3歳時にも騎乗経験のある和田は「2走前(愛知杯4着)から良い脚を使えるようになり、瞬発力がついてきた。選択肢は増えた」と成長を口にする。和田は高松宮記念で騎乗したクリノガウディーが1位入線しながら直線の内斜行で4着へ降着。9日間の騎乗停止処分からの復帰初日に重賞制覇を飾った。4歳になって開花したニューヒロインとのコンビで、さらなる高みを目指す。

 ◆フェアリーポルカ 父ルーラーシップ 母フェアリーダンス(母の父アグネスタキオン)牝4歳 栗東・西村厩舎所属 馬主・山本剛士氏 生産者・北海道安平町ノーザンファーム 戦績10戦4勝 総獲得賞金1億2216万8000円。

特集

2020年4月26日のニュース