【日本ダービー】福永2年ぶりVへ「どんな走りができるかワクワクします」

2020年5月28日 05:30

福永祐一(撮影・亀井 直樹)

 福永祐一(43)は一昨年、福永家の悲願でもあったダービー制覇をワグネリアンで成し遂げた。元名騎手の父・洋一さんは7回ダービーに騎乗して3着が最高。福永自身ダービーに懸ける思いは強く、19度目の挑戦での悲願成就に男泣きした。

 あれから2年がたち、今年も大舞台へ。

 「ワグネリアンで勝たせていただいて、この先もうこんなに感動することはないんじゃないか…と思うくらい感動しました。もちろん、ダービーは何回でも勝ちたいですよ」

 オーナーや牧場、厩舎など、さまざまな思いも背負って臨む。

 「(コントレイルのオーナーブリーダーである)ノースヒルズの前田幸治代表にずっとかわいがっていただき、07年にローブデコルテでオークスを勝たせていただきました。代表はいつも、いつか一緒にダービーを勝とうと声を掛けてくださるんです。その期待に応えたいですね」

 悔しさも喜びも、たっぷり思い出が詰まったダービーは今年で18年連続21回目の騎乗。「どんな走りができるかワクワクしますね」。人馬一体で偉業に挑む。

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