【鳴尾記念】また福永!超久々パフォーマプロミスでV 中404日での重賞制覇はJRA史上3位

2020年6月6日 17:03

<阪神11R・鳴尾記念>ゴール前でラヴズオンリーユーとの叩き合いを制し勝利するパフォーマプロミス(左)(撮影・亀井 直樹)

 乗りに乗っているダービージョッキーが、長期ブランク明けの古豪を勝利に導いた。「第73回鳴尾記念」は10番人気のパフォーマプロミスが、1番人気ラヴズオンリーユーとの首の上げ下げを制し、3度目の重賞制覇。中404日での重賞勝ちは、JRA史上3位の記録となった。

 最内枠を生かし、パフォーマプロミスは中団のラチ沿いを追走した。直線に向くとスッと外に持ち出し、最後は外のラヴズオンリーユーとの叩き合い。劣勢にも見えたが、うまく首が下がったところがゴールだった。調教担当の田代助手は「きょうはジョッキーやね」と福永に最敬礼。称えられた鞍上は「負けたと思ったけど、タイミングが良かった」と“幸運”を喜んだ。

 「1年ぶりだったし、まずは無事にと思ったけど、力のあるところを見せてくれました。G1でも上位に来ている馬だし、この後も無事に行ってほしいですね」

 昨年の天皇賞・春で3着に敗れた後、右前脚の膝の骨折で休養へ。2月の京都記念で復帰予定だったが、骨膜が出たために回避。これが待望の復帰戦だった。次走は未定だが、8歳ながらキャリアはわずか19戦。まだまだ若い馬と伍(ご)して戦えるはずだ。

 そして鞍上の福永は先週のダービーに続き、開催日2日連続の重賞勝ち。インディチャンプで参戦する安田記念に向けて、「いい波に乗っていきたいです」と力強く締めくくり、東京に向かった。

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