【米子S】阪神巧者のカテドラル 池添学師「しっかりと動けていました」

2020年6月18日 05:30

坂路で追い切るカテドラル

 【東西ドキュメント・栗東=17日】午前9時、栗東トレセンの気温計は24度を表示していた。もう真夏の景色。小林は前日夜、なぜか夏の虫に腕をブワッと刺された。西園師から「その腕、大丈夫?」と声をかけられた。かゆさで季節は前へ進んでいると実感した。

 日曜阪神メインの米子Sは今年からサマーマイルシリーズとなった。過去8回の同シリーズは、半分の4回で優勝馬不在。対象が4レースに増え、より盛り上がりを見せるだろう。

 注目は阪神で【1・1・0・0】のカテドラル。昨春のアーリントンC2着、続くNHKマイルCでも3着に入った。マイルでの実績は十分だ。坂路の最終追いは4F55秒4~1F12秒6。時計は平凡ながら、池添学師のジャッジは悪くない。

 「回転の速い走りでしっかりと動けていました。先週、先々週とCWコースでやっているので、これで十分だと思います」

 前走スポニチ賞京都金杯は17着大敗ながら1番人気に推されていた。晩成傾向にあるハーツクライ産駒がひと息入れて立て直し。ここから再スタートを切る。

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