“年女”菜七子 後輩女性騎手との対戦「楽しみ」 古川奈穂&永島まなみが3月デビュー予定

2021年1月1日 05:30

昨年10月、JRA競馬学校の騎手課程の模擬レースで永島候補生(右)の隣に並ぶ菜七子

 デビュー6年目となる藤田菜七子(23)は97年生まれの丑(うし)年。8月9日で24歳の“年女”として新たな1年をスタートする。昨年はJRA35勝。女性騎手の年間最多勝(43勝)をマークした19年を下回ったが、2月に落馬で左鎖骨を骨折。約1カ月の戦線離脱も影響した。菜七子は「勝負の世界ですし、昨年より勝ち星を落としてしまったのは反省です」と振り返る。一方で、4月25日の福島では女性騎手初のJRA通算100勝を達成。「ケガもあった中、それでもたくさん乗せていただいて経験を積めたことに感謝している。少しずつでも成長できたと思います」と前を向く。

 3月には古川奈穂、永島まなみの女性候補生がデビュー予定。「凄く楽しみ。負けないよう頑張りたい」。2人の後輩女性騎手との対戦を心待ちにする一方で、先輩として自身の飛躍も誓う。「後輩にも上手な騎手がたくさん出てきて刺激になっている。技術を盗みたい。ずっと一番下だと思っていたのに、いつの間にか後輩もたくさんできた。さらに頑張らないといけない」と気を引き締める。そして今年の目標として「海外にも行きたいし、重賞にも乗りたい。そして早くコロナが収束して、たくさんのお客さんが競馬場に戻って来てほしい」と結んだ。

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