【皐月賞】注目の「非トライアル組」ラーゴム 北村友&斉藤崇厩舎の黄金タッグで1冠獲り狙う
2021年4月13日 05:30 クラシック開幕戦の桜花賞は、大挙11頭出走したノーザンファーム生産馬が1~7着を占めた。その上位6頭はトライアルを使わず、間隔を空けた“ゆとりローテ”で参戦。近年は外厩施設の充実、調教技術の向上により、休み明けはもはやマイナスではなく、プラスになっている。
この世代は早くからノーザンファーム生産馬が例年以上に重賞を勝ちまくっていたが、皐月賞にも10頭が出走予定。注目は、やはり「非トライアル組」だ。ラーゴムは2月のきさらぎ賞を勝ち、約2カ月半の間隔を取ってここに参戦。担当の藤田助手は「いい状態で牧場から帰ってきて、体調は上向き。毛ヅヤが良くて、カイ食いもいいですよ」と報告する。
キャリア4戦で2勝、2着2回の安定感。いいポジションを取り、最後もきっちり伸びてくるが、「レースの回数を重ねて、前進気勢が強くなっている」と課題を挙げる。その上で「前向きさも残しつつ、無駄な体力を使わないように調整しています」と明かした。
帰厩後はまず単走追いでじっくり乗り込み、1週前から併せ馬を行った。「単走で冷静に走れる状況で、コンタクトを取れるように調整。先週、初めて併せましたが、折り合えて脚も使えていましたね」とジャッジ。レースでもスムーズに折り合えれば、ラストの伸びにつながるはず。
北村友&斉藤崇厩舎と言えばクロノジェネシスの黄金タッグ。鞍上はドバイ遠征後の隔離期間を終え、今週から実戦復帰する。水曜の最終追い切りで感触を確かめる予定。まずは、久々にまたがる鞍上とのコンタクトに注目だ。