【アンタレスS】テーオーケインズV!高柳大師が兄に続き重賞初制覇

2021年4月19日 05:30

<アンタレスS>直線で後続を突き放し勝利するテーオーケインズ(左)(撮影・亀井 直樹)

 ダートG3「第26回アンタレスS」が阪神競馬場で行われ、1番人気テーオーケインズが好位から抜け出し快勝。管理する高柳大輔師(43)は、3月のフラワーC(ホウオウイクセル)を制した兄・瑞樹師(45)に続いて今年、兄弟で重賞初制覇を飾った。

 テーオーケインズは最終コーナー、外から持ったままの手応えで先頭に並びかけ、そのまま押し切った。初コンビで重賞初制覇に導いた松若は「行く馬を見ながら、好位で競馬ができればと。少し早いかなとも思ったけど、力はあるんで能力を信じて乗りました」とパートナーを称える。

 高柳大師は「精神的に大人になってきた。体ももっと成長すると思うし、伸びしろはある」と目を細める。上半期は帝王賞(6月30日、大井)が目標。開業4年目の指揮官にとっては先月、フラワーCで重賞初制覇を飾った兄・瑞樹師に続く重賞初タイトル。しかも、所有する馬主(ホウオウ=小笹芳央氏、テーオー=小笹公也氏)も兄弟という快挙。「オーナーとも頑張ろうと言っていたんですよ」と喜びをかみしめていた。

 ◆テーオーケインズ 父シニスターミニスター 母マキシムカフェ(母の父マンハッタンカフェ)17年4月27日生まれ 牡4歳 栗東・高柳大厩舎所属 馬主・小笹公也氏 生産者・北海道日高町のヤナガワ牧場 戦績12戦6勝(うち地方1戦0勝) 総獲得賞金1億2171万5000円。馬名の由来は冠名+人名より。

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