カレンブーケドール引退、繁殖入りへ 国枝師「子供たちでG1タイトルを獲ってほしい」
2021年11月30日 15:08 左前のけいじん帯炎のため、ジャパンCを回避したカレンブーケドール(牝5=国枝)が、現役を引退し繁殖入りすることが決まった。30日、管理する国枝師が明かした。当初は現役を続行し、年明けのAJC杯での復帰を目指していたが、国枝師は「患部のダメージが思った以上のものだったので、オーナーとも協議の結果、繁殖入りすることになった」と説明した。
カレンブーケドールは18年10月にデビュー。翌19年のスイートピーSで2勝目を挙げて以降は、重賞未勝利のままG1戦線に挑みオークス、秋華賞、ジャパンCで2着に好走。その後もG1で善戦を続け、5歳となった今年も天皇賞・春3着、宝塚記念4着と善戦。“最強の2勝馬”としてファンに愛された。10月31日の天皇賞・秋12着がラストランとなった。
国枝師は「G1は勝てなかったが、毎回一生懸命走って、強い相手によく頑張った。子供たちでG1タイトルを獲ってほしい」と願った。現在は宮城県の山元トレセンに滞在中。今後、北海道千歳市の社台ファームに移動し、来春の繁殖シーズンに備える。