【川崎・川崎記念】数々の名馬を輩出した最高峰レース 前年覇者カジノフォンテンをはじめ有力馬を紹介

2022年2月1日 12:00

昨年の川崎記念を快勝したカジノフォンテン

 2022年最初の国内GⅠ(JpnⅠ)「第71回川崎記念」(2100メートル、優勝賞金6000万円)が2日(16時10分発走予定)、昼間開催の川崎競馬場で行われる。数々の名馬を輩出した川崎競馬古馬戦の最高峰レース。今年も地方、中央から4歳以上のダート巧者が参戦する。

 注目馬は多いが、まずは何といっても21年の覇者カジノフォンテン(牡6=船橋・山下)。20年東京大賞典首差2着から挑戦した昨年は、4番人気ながら鮮やかな逃げ切り勝ちを決めた。11年のフリオーソ以来、実に10年ぶり地方所属馬Vの快挙。春の地元かしわ記念も勝ち、「NARグランプリ2021」ではダートグレード競走特別賞馬に選出された。初物尽くしだった前走の中央GⅠチャンピオンズC遠征は10着に終わったが、張田とコンビ復活で臨む得意舞台。真価を発揮する可能性は十分だ。

 そしてJRAからはチュウワウィザード(牡7=栗東・大久保)が2度目の川崎記念登場。20年には後続を6馬身ちぎる圧勝を飾った。19年浦和JBCクラシック、20年チャンピオンズCも制しており、21年はドバイワールドC2着と実績は文句なしのナンバーワンだ。昨年後半は金沢JBCクラシック3着、チャンピオンズC2着と復調気配。2年ぶり2度目の制覇を狙う。

 さらに昨年暮れに名古屋グランプリで重賞初勝利をつかんだヴェルテックス(牡5=栗東・吉岡)が引き続き横山武とのコンビで遠征。今季の活躍が楽しみな充実馬だ。また、地方勢は2年連続で4歳以上最優秀牝馬に輝いたサルサディオーネ(牝8=大井・堀)がスタンバイ。川崎コースで重賞2勝。昨年は牡馬相手の日本テレビ盃(船橋)も完勝しており、侮れない存在と言える。

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2022年2月1日のニュース