【きさらぎ賞】マテンロウレオ G1経験生かす、横山典×寺田オーナーに勢い
2022年2月2日 05:30 初戦が忘れられない。マテンロウレオはまるで針に糸を通すように、直線で狭いところをピュッと割ってきた。2走目でG1ホープフルSにトライ。6着ながら3着馬とは0秒1差と奮闘を見せた。丸山助手が振り返る。
「器用なので中山はこなしてくれると思っていました。頑張ってくれましたね。この中間もイライラすることなく、落ち着いて調教ができています。G1を走ったことがいい経験になりましたし、使って良くなっていますね」
1週前追い切りが圧巻だった。CWコースで6F78秒9~1F11秒6と好時計をマーク。「元々いい動きをする馬ですし、あれくらいは動けますよ」と笑顔を見せた。馬房では同助手に顔を向ける人懐っこい一面がある一方、レースでは勝負根性を見せてくれる。シンザン記念を制した僚馬マテンロウオリオンと同じ横山典×寺田千代乃オーナーのコンビで重賞Vをもぎ取る。