【東京新聞杯】4歳になって進化、好素質エイシンチラー今度こそ

2022年2月2日 05:30

 【東西ドキュメント・美浦=1日】早いもので今年も2月。月末で定年引退を迎える堀井師が「今日は暖かくていいね」と小田に声を掛けてきた。確かにうっすら春の気配。お目当ての田中剛師は精力的に動いていた。

 東京新聞杯のエイシンチラー。小田は昨秋の紫苑S(14着)で◎を打ったぐらい素質を感じていた。休み明けの前走・若潮S(1着)も当然◎。田中剛師は「紫苑Sの頃は夏に使っていたことでストレスがあったかもしれない。間を空けて成長を促したのが良かった」と目を細めた。馬体重こそ470キロで休養前と一緒だったが、好位インから抜け出した。紫苑S以来2度目の重賞挑戦。「(休み明けを)1回使って凄く良くなった。相手は強くなるので、今後の指標になる」と力を込めた。田中剛師は騎手時代の95年、雪でダート変更になった東京新聞杯をゴールデンアイでV。競馬記者1年目で栗東に当時住んでいた小田は京都のスタンドで見た記憶がある。月日がたつのは早い…。

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