【京成杯AH】狙いは5歳牝馬 ミスニューヨーク届く、内枠ならさらに好機

2022年9月6日 05:25

データから導かれたのは5歳牝馬のミスニューヨーク

 先週推奨した新潟記念のユーキャンスマイルは9番人気2着と激走した。秋競馬もお任せあれ。この勢いで今週の「up to データ」はサマーマイルシリーズの最終戦「第67回京成杯AH」を分析する。過去10年(14年新潟開催含む)の傾向から勝ち馬に迫る。

 《性別》競馬カレンダーが秋に移ろいを見せても、夏の延長上と考えるべきか。“夏は牝馬”の格言を地で行く結果が出ている。馬券に絡んだ数は牡馬とセン馬が優位ながら、勝率と連対率は牝馬の方が高い。18年から実に4年連続で連対馬が出ている。19、20年はワンツー決着。今年も牝馬は要チェックだ。

 《ローテ》馬券に絡んだ30頭のうち16頭は前走がサマーマイルシリーズ対象レース(中京記念、関屋記念、20年以降の米子S)だった。ここ5年はこの組から必ず1頭は連対している。休み明けの馬より、夏場に使われてきた馬をピックアップしたい。

 《切れ味》“開幕週=先行有利”というロジックは、このレースには当てはまらない。昨年の勝ち馬カテドラルは末一辺倒の取り口。開幕週の小回りがどうかと思ったが、上がり3位の脚を使って突き抜けた。上がり最速をマークした馬は【4・2・0・4】と連対率も高い。馬券に絡んだ30頭のうち、4角7番手以下だったのは14頭。差しも十分に利く。

 《結論》ミスニューヨークは関西馬ながら、中山での出走が多い。昨年のターコイズS勝ちを含め【3・0・1・1】と良績を残す。中京記念4着からのステップも悪くなく、速い上がりも使える。また、5歳牝馬は【1・3・0・10】ながら連対馬4頭は全て18年以降。4年連続で連対馬を輩出と流れがいい。中山で2度の重賞好走は2、3番枠。これで内枠でも引ければ、鬼に金棒だ。(データ班)

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