【マイルCS】ハッピーアワー 実戦並みの好タイム!雨予報も追い風

2022年11月18日 05:30

芝コースで追い切るハッピーアワー(撮影・亀井直樹)

 【G1ドキュメント・栗東=17日】マイルCS出走馬17頭のうち16頭は最終追いを水曜に行った。この日、栗東トレセンで追い切りのトリを務めたのがハッピーアワーだ。気温が2桁まで上昇した午前9時半過ぎ、芝コースに登場。寺下はその動きを追った。やや重のコンディションでも脚さばきは軽やか。ラスト強めに追われると、上がりは3F34秒9~1F11秒3と実戦並みの好タイムをマークした。

 杉山佳師は「余力残しで無理せず追い切ったが動き自体は良かったです。よく脚も動いていた。ベテランだし状態は変わらずいいですよ」と出来に太鼓判。追い切り後には未定だった鞍上が川又と発表された。

 前走の毎日王冠は9着。指揮官は「ゲートも大きく出遅れることなく安定している。前走も自分の脚は使っていました」。19年ファルコンSで重賞制覇を飾って以降、勝ち星から遠ざかっているが、出るからにはノーチャンスではない。

 日曜の雨予報も追い風になる。「ハービンジャー産駒だし洋芝(18年すずらん賞1着)でも走っているから雨は問題ないと思う。内がごちゃごちゃして、外からリズム良く上がっていければ。1マイルの条件はいいし自分の脚は使ってくれるので」と鞍上に託す。

 穴党の間ではすっかり有名になった杉山佳厩舎。5月のNHKマイルCは18番人気カワキタレブリーが3着に激走した。さすがに古馬G1ではハードルが高いが「うちの厩舎は波があるんですよね。今週、上がってくることを願っています」と前向きに締めくくった。雨中の直線、どこまで追い上げるか注目したい。

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