【ジャパンC1週前追い】シャフリヤール 弾んだラスト11秒2!6馬身追走2馬身先着

2022年11月18日 05:20

芝コースにて併せ馬で追い切るシャフリヤール(右)(撮影・亀井直樹)

 ジャパンCの1週前追い切りが行われ、昨年のダービー馬シャフリヤール(牡4=藤原)は福永(レースはC・デムーロ)を背に芝コースへ。弾むようなフットワークで駆け抜けた。前のプライムフェイズ(5歳3勝クラス)を6馬身追走する形でスタート。折り合いを確かめながら、徐々に間合いを詰めていく。直線は内からグイグイ加速。シャープな脚色で5F66秒8~1F11秒2を刻み、馬なりで2馬身先着した。藤原師は「来週に向けて、よりいい状態へ持っていくイメージで調整。動きは良かったと思う」と納得の表情を浮かべた。

 初の海外遠征となった3月のドバイシーマクラシックを首差で勝ち切って2度目のG1制覇。再度、海を渡った6月のプリンスオブウェールズS(英国)はタフな馬場にてこずり、4着に敗れた。異国で経験を積み、帰国初戦となった前走の天皇賞・秋は5着。当然、叩いた上積みが見込める。「前走でこの馬本来の力を知ることができた。2000メートルから2400メートルに延びるのは間違いなくいい」とした上で「条件はベスト。体が大きくないので57キロ(前走58キロ)になるのは凄くいい。全速力で走る馬に、この1キロは大きい」と力を込める。3歳で古馬に挑んだ昨年は勝ったコントレイル、2着オーソリティと年長世代の2頭に差をつけられた。今年は日本の大将格として昨年3着の雪辱を期す。

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