【きさらぎ賞】フリームファクシ 重賞初挑戦Vイケる!!西の秘密兵器 須貝厩舎からまた大物

2023年1月31日 05:30

3連勝で重賞初挑戦初Vを狙うフリームファクシ

 今週の日曜中京メインは西のクラシック登竜門「第63回きさらぎ賞」。過去の勝ち馬にはスペシャルウィークやネオユニヴァース、サトノダイヤモンドなどが名を連ねる。今年も大物が名乗りを上げるか。注目は未勝利戦→1勝クラスを連勝中のフリームファクシ。昨年の最優秀2歳牡馬ドルチェモアの須貝厩舎が送り出す西の秘密兵器だ。

 デビュー戦は坂路での最終追いで厩舎の大将格ソダシに食い下がる動きを見せたこともあり、1番人気に支持された。結果は2着も、首差敗れた相手が後にホープフルSで1番人気(5着)に推されたミッキーカプチーノなら悲観することはない。ドルチェモアと一緒に担当する山田助手は「クラシックに乗せないといけない馬です。雰囲気がいいし、乗り味が抜群。凄いですよ」と絶賛する。

 前走でもそのポテンシャルの高さを示した。道中はやや力む面を見せながら、中団追走から追い出されるとグイグイ伸び、ステッキが入るとさらにギアが上がった。山田助手は「ジョッキー(川田)は、引っかかったというよりエンジンが違うので、あのペースになると落とし込むのに苦労します、と言っていました。能力だけで勝っている状態だと思いますし、勉強する段階ですね」と課題を口にしながらもその能力の高さに舌を巻く。

 半姉に17年秋華賞、19年英ナッソーSとG12勝を挙げたディアドラがいる良血。山田助手は「しっかり賞金を加算したい」と意気込む。舞台は前走と同じ中京芝2000メートル。課題をクリアしつつ、結果も求める。その先につながる大舞台でも主役を張れる逸材だからだ。

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