【フェブラリーS】ドライスタウト&レモンポップ 新星誕生の予感 今年初のG1は傑出馬不在で混戦模様

2023年2月13日 05:30

根岸Sから中2週で臨むレモンポップ(左)と久々のマイル戦でも自信のドライスタウト

 23年の中央競馬G1開幕戦「第40回フェブラリーS」が19日に東京競馬場で行われる。JRA・G1勝ち馬が不在。空前絶後の群雄割拠となった冬のダート王決定戦には新星誕生の予感が漂う。また、カナダからはシャールズスパイトが来日。外国馬の参戦は同レース史上初となる。

 フェブラリーS連覇中のカフェファラオ、昨年末のチャンピオンズCを制したジュンライトボルトをはじめ、テーオーケインズなど有力馬の多くが海外遠征を選択。東海S1着プロミストウォリア、根岸S2着ギルデッドミラーも回避し、例年よりメンバーが手薄となった感は否めない。

 だが、近い将来のダート界を背負って立つタレントはそろった。人気の一角となるドライスタウトは21年の全日本2歳優駿の勝ち馬。昨春は順調さを欠いたが、11月に実戦復帰すると霜月Sを完勝。年明けのすばるSでも道中の不利をはねのけ連対を確保し、地力健在を印象づけた。

 1週前追い(CWコース6F80秒0)には戸崎が栗東まで駆けつけ、「準備運動の段階から素軽さが出て、状態は良くなっていると感じた」と好感触を得ている。人気を分け合うであろうレモンポップの主戦でもある戸崎が鞍上にいるのは大きな強み。久々のマイル戦にも「千四がベストという感じもあったがマイルまでなら大丈夫。どんな競馬でもできるから」と対応に自信を見せている。

 レモンポップは根岸Sから中2週の臨戦過程。じっくりと体調を見極め、8日に出走の意思を正式に表明した。12日に坂路で追い切り、4F54秒5~1F12秒5を計時。レースには坂井との新コンビで臨む。最終追いに新鞍上が騎乗する予定で、初コンタクトでどのような化学反応が起きるかにも注目だ。

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