【大阪杯】ジャックドールは令和のサイレンススズカ 次走は宝塚記念も選択肢 大目標は天皇賞・秋

2023年4月3日 05:25

<大阪杯>後続を振り切り勝利するジャックドール(左)(撮影・亀井 直樹)

 太陽に照らされ、栗毛の馬体が光り輝いた。快速馬ジャックドールが4度目のG1挑戦でビッグタイトル奪取。藤岡師は「デビューから能力は信じていたし、どうしても勝ちたかった。やっと勝てたという感じ。道中の運びはさすが武豊、と思ったね。最後は差を詰められたけど、よくしのぎ切った」と笑みがはじけた。

 日本を離れ、海を渡った昨年12月の香港C7着は環境の変化になじめず、レースでは致命的な出遅れ。「馬を含めて、スタッフも海外が初めてで対応しきれなかった部分があった。いろんな意味で勉強になった」と振り返る。中間は早めに栗東トレセンに戻し、入念にイレ込み対策を練った。「落ち着かせるためにどうしたらいいのか。馬の引き方から、いろいろ考えた。いい状態でレースに臨めたし、苦労が報われたと思う」と喜びをかみしめた。

 けれん味のない逃げで98年宝塚記念など重賞5勝を挙げたサイレンススズカの再来と称されるジャックドール。待望のタイトルを手に入れたことで今後の可能性は大きく広がった。次走について師は「天皇賞・秋(10月29日、東京)が目標になるけど、そこまでどういうプランを立てていくか。デビューから芝2000メートルを使い続けているが、宝塚記念(6月25日、阪神)も選択肢のひとつです」と思い描く。早ければ3カ月後、再び仁川で華麗な逃走劇を披露する。

 ジャックドール 父モーリス 母ラヴァリーノ(母の父アンブライドルズソング)18年4月8日生まれ 牡5歳 栗東・藤岡厩舎所属 馬主・前原敏行氏 生産者・北海道日高町のクラウン日高牧場 戦績14戦8勝(重賞3勝目) 総獲得賞金4億7204万2000円。馬名は人名より+黄金(仏)。

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