【桜花賞】満点リバティアイランド大本命 全項目でほぼトップの評価

2023年4月4日 05:18

全項目でトップ評価のリバティアイランド

 過去10年のデータから勝ち馬を探し出す「G1データ王」。春G1開幕戦だった高松宮記念は、推奨したナムラクレアが惜しくも2着。先週の大阪杯は、中穴マリアエレーナを推奨も5着に終わった。今週の「第83回桜花賞」こそ的中させたいところだ。今回データが導き出したV候補は、昨年圧倒的な強さでG1を制したあの馬だ。

(1)前走 
 最重要ステップであるチューリップ賞組が最多4勝だが、G2に昇格した18年以降は【0・4・2・15】とやや不振。クイーンC組【1・0・1・17】、フィリーズレビュー組【1・0・2・46】もあまり信頼は置けず、フラワーC組【0・0・0・8】、アネモネS組【0・0・0・22】は狙いづらい。

 注目したいのは、阪神JFからの直行組。【1・2・0・3】で連対率50%。21年にはソダシとサトノレイナスがワンツーを決めた。“ぶっつけ”は近年のトレンドとなっている。

 (2)前走人気
 前走1番人気馬が【7・4・4・25】で単勝回収率181%、複勝回収率106%と好成績を収めている。対照的なのは、前走6番人気以下。【0・0・1・43】と絶望的な数字となっている。人気を背負っていた素質馬を評価したい。

 (3)馬体重 459キロ以下は【0・5・5・92】で、軽量馬には厳しいレースになっている。これに該当する13年クロフネサプライズ、15年ルージュバック、22年ナミュールの3頭は1番人気ながら着外に沈んだ。456キロでチューリップ賞を制したモズメイメイや、436キロでフィリーズレビューを制したシングザットソングには不吉なデータだ。

 好成績なのは460~479キロ。勝ち馬は最多8頭で、中穴馬の激走も多い。15年は5番人気レッツゴードンキ、17年は8番人気レーヌミノル、昨年は7番人気スターズオンアースが勝ち、高配当を演出した。当日の馬体重は要チェックだ。

 (4)種牡馬 ディープインパクト産駒が最多3勝。産駒ラストイヤーの今年はライトクオンタム1頭がエントリー。その他に成績が目立つのは、ダイワメジャー産駒だ。【1・2・1・10】で単勝回収率291%、複勝回収率207%。人気薄での好走が多く、13年プリンセスジャックが14番人気3着、17年レーヌミノルが8番人気1着、19年シゲルピンクダイヤが7番人気2着だった。

 ドゥラメンテ産駒は昨年2頭が出走。スターズオンアースが7番人気で1着、ベルクレスタが9番人気7着と人気以上の走りを見せており、今後期待の血統だ。

 結論
 2歳女王リバティアイランドの主役は揺るがない。阪神JF組、前走1番人気、全3戦460キロ台、ドゥラメンテ産駒と全項目でほぼトップ評価。1冠は濃厚だ。(データ班)

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