【大井・東京スプリント】リュウノユキナ 1年半ぶり重賞V!横山武、皐月賞に続いて美酒
2023年4月20日 05:00 中央交流重賞「第34回東京スプリント」が19日、大井競馬場で行われた。1番人気のリュウノユキナが3番手から抜け出し重賞3勝目を飾った。
21年8月にクラスターCを制して以来の重賞制覇。その間に重賞での2着は何と6回。それだけに手綱をとった横山武も「僕が乗った時もあと一歩のところで勝たせられなかったので、本当に勝ててうれしい」と頬を緩めた。
好スタートから内の3番手を追走。直線を向いても手応えは絶好。ただ逃げたギシギシ、2番手ティアラフォーカスの間にはまって進路がない。残り200メートルで2頭の狭い隙間に首を突っ込ませると一気に追い出し。抜群の反応で抜け出すとケイアイドリーを3/4馬身差し切った。16日のG1皐月賞に続き、すかさず交流重賞をもぎ取った横山武。「使える脚が長くないので、(直線で)前が空かなかったのはかえっていいタイミングになった」と勝因を振り返った。
このレースから管理することになった岩戸師も「勝ててほっとした。今後はJBCスプリント(11月3日、大井)を最終目標に状態を見ながらレースを使っていきたい」と満面の笑み。元気いっぱいな8歳馬の活躍はまだまだ続きそうだ。
◆リュウノユキナ 父ヴァーミリアン 母ネオカラー(母の父クロフネ) 牡8歳 美浦・岩戸孝樹厩舎 馬主・蓑島竜一氏 生産者・北海道新ひだか町の藤川フアーム 戦績49戦10勝(南関東4戦2勝) 総獲得賞金3億3575万6900円。