パンサラッサ 今夏は英G1に挑戦!サセックスSを目標に

2023年4月25日 08:00

ドバイワールドカップに出走したパンサラッサ(ロイター)

 昨年のドバイターフ、今年のサウジカップを制したパンサラッサ(牡6=矢作)は体調面に問題がなければ、英G1サセックスS(8月2日、グッドウッド競馬場)へ向かうことが分かった。

 芝のマイル戦は新馬戦(6着)以来。矢作師は「どこかでマイル戦という考えがありました。マイルを使うなら、タフなマイル戦を使ってみたかった。昨年、バスラットレオンで(サセックスSが)タフなマイルということは分かっていますからね。いろいろな条件やレースの格など全て含めて決めました」と説明した。

 レースの内容、体調次第ではインターナショナルS(8月23日、ヨーク競馬場)への転戦の可能性もある。「ヨークはイギリスの中でも最も平たんで、ワンターンの2050メートル。(サセックスSの)タフなマイルに対し、こちらはスピードタイプの2050メートルというイメージを持っています」と話した。

 前走のドバイワールドC(10着)の後は帰国し、放牧に出されている。「今は回復に向かっているようです。遠征となると1カ月前には(栗東に)入れないといけない。(1カ月前まで)まだ2カ月以上ありますし、十分な間隔ではないかなと思っています」と見通しを語った。

 その後は帰国して天皇賞・秋(10月29日、東京)を視野に入れている。

【サセックスS】名馬を輩出する英伝統のマイルG1
 サセックスSは1841年に創設、古い歴史のあるG1レースだ。過去10年の勝ち馬を見ると2012年にフランケルが史上初の連覇を達成。23日のマイラーズCを制したシュネルマイスターの父キングマンは14年にこのレースを制している。昨年はバーイードがデビューから無傷の9連勝、G1・5連勝を飾った。このレースには日本調教馬としてバスラットレオンが参戦、人気を覆す4着と奮闘した。

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