【セントライト記念】良血フレーヴァード 母に続く激走を

2023年9月13日 05:28

 【東西ドキュメント・美浦=12日】午前5時半の調教開始時点で24度。ようやく美浦にも秋の気配が訪れ、小田の歩く姿も心なしか軽快だった。大竹師を囲む取材の輪の中へ。セントライト記念に良血フレーヴァードを登録している。母ルージュバックは同じ大竹厩舎に在籍し、16年毎日王冠など重賞4勝と活躍した。

 「走りに対して一生懸命なのがルージュバックと似ています。先週の追い切りは(心身が)リンクしていなかった。気持ちは2馬身前に行って、体は2馬身後ろ…みたいな。ただ週末の日曜(10日)が合致して良かった。出否は木曜の最終追いを見て決めたいと思います」。前走・札幌1勝クラス(芝2000メートル)が古馬相手に3馬身差圧勝と良血開花を感じさせる好内容。「強い勝ち方。気持ちと体がリンクすれば距離はこなせると思う」と指揮官は穏やかに話した。中山外回り2200メートルは偉大な母が最後の重賞V(17年オールカマー)を飾った思い出の舞台。出走なら魅惑の一頭…と、小田は思っている。

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