【ローズS】精神面で成長したフォーチュンコード

2023年9月14日 05:27

 【東西ドキュメント・栗東=13日】◎シランケドの余韻が残る。先週の紫苑Sで9番人気ながら3着に食い込む追い込みにオサムはしびれた。ハイペースと読みながら、勝ち馬モリアーナを無印にしたのは痛恨の極みだったが。ローズSにもこれに匹敵する魅力的な穴馬がいる。強烈な末脚で差し切り連勝中のフォーチュンコードだ。

 競馬の世界の格言に“馬を見る前に担当者を見よ”がある。フォーチュンを担当するのは、かつて角居厩舎でシーザリオ、エピファネイアなどを手がけた腕利きの鈴木助手。実績あるベテランの存在が開業3年目で躍進する小林厩舎の原動力となっている。

 難波(レースは秋山真)が騎乗したCWの最終追いは馬なりで6F81秒5~1F12秒0。併走でもうまく抑えが利いた。小林師は「予定より速くなりましたが余裕あった。使ったことで体も動きも良くなった。いい状態で競馬に向かえると思います」と力強い。連勝は精神面での成長が大きいという。ラスト1冠へ、こん身の一撃を決める。

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