【毎日王冠】“おじさん”シュネルマイスターの末脚期待
2023年10月4日 05:18
【東西ドキュメント・美浦＝3日】厩舎行事により火曜全休。重賞出走予定馬など事前申請した約30頭だけが調教した。小田はじっくり馬を見られるこのパターンは嫌いではない。関係者の行動もいつもと違う。午前8時前、シュネルマイスター（毎日王冠）と一緒に手塚師が歩いてきた。普段は2階の調教スタンドに上がるが、一緒に馬場内へ。キャンターを終えると、馬道出口から一緒に出てきた。
「先週やっていい方に向かってます。少し太いけれど、もうおじさん（5歳）ですからね」と穏やかな表情で切り出した。毎日王冠は2年前に後方一気V。「3歳の時はうまくいったね。正直ドバイ（22年ターフ8着）の頃は千八はどうかと思ったが、千六でハイペースだと位置が取れないのでこの距離の方が追走は楽。どちらも最後は同じ脚を使えるから」と手応えありだ。
「開幕週の馬場はいいし、マイルCSにいい形でいければ」。ソングラインVSシュネルの“2強対決”。心地よい秋の空気に浸りながら、穴党の小田も「こりゃ堅いな…」とつぶやいた。
