金沢競馬の主催者は22日、公式サイトで19日のレース中に走路照明が突然消えたアクシデントを受け、あらためて謝罪した。

　「11/19（日）走路照明消灯により発生した事故について（お詫び）」とのタイトルで謝罪文を掲載。「11月19日（日）17時10分、薄暮レースの最中に走路照明が突然消灯したことにより、3頭が落馬する事故が発生しました。落馬した騎手3名のうち2名が病院に救急搬送されたほか、競走馬1頭が故障により安楽死処分となり、当該レースは不成立、以降のレースについても取り止めといたしました」と報告し、「今回の事態を大変重く受け止めており、怪我をされた騎手の方々に、心からお見舞い申し上げるとともに、馬主をはじめ、関係者の方々、ファンの皆様に深くお詫びを申し上げます」と謝罪した。

　さらに「今後、負傷した騎手や安楽死となった競走馬、競走取り止め等に係る関係者の補償について、誠実に対応していきたいと考えております」とし、事故の原因について「事故の原因は、職員が照明のタイマー設定を誤ったという人為的なミスであり、走路照明そのものには問題がなかったことから、関係者の了承をいただいた上で、翌20日（月）からレースを再開したところです」と説明。「既に、走路照明の消灯は手動で行うなど、再発防止を図ったところですが、改めて、安全なレースの実施に最大限の努力を尽くしてまいります」とした。

　19日の第8Rはレース中に走路照明が消え、ダートコースが暗闇に包まれ、複数の落馬も起き、レースは不成立となった。主催者は「公正確保のため」第9R以降を取り止め、「消灯タイマー設定の誤り」が判明したと発表。公式サイトでは当日に「ファン及び関係者の皆さまにはご迷惑をお掛けし深くお詫び申し上げます」と謝罪していた。